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ヤリイカ 入れ乗りとはいかず…シーズン始まったばかり 必ずリベンジ!

[ 2019年2月10日 07:26 ]

良型が釣れたのだが…
Photo By スポニチ

 【釣魚居酒屋あかり亭】茨城県鹿嶋沖のヤリイカがシーズンイン。まだムラはあるものの、50センチ超の大型交じりでトップが50匹超えも。ふくだあかりが鮮度抜群のイカを求めて乗り込んだのは鹿嶋・豊丸。できあがった一品は?

 今回、お世話になった豊丸は昨年、入れ乗りとはいかないまでも「誘って乗せる」感覚をつかませてくれた釣り宿。ポイントは鹿嶋沖130メートル前後。慣れていないので、プラヅノ5本付けのブランコ仕掛けでやってみる。

 イカは群れの移動が早いので、とにかく素早く仕掛けを投入するのがキモ。船長が反応を見つけて船を回し、合図を出す時にはもうオモリを持っているくらいじゃなきゃダメ。

 早速、合図と同時にわれ先にオモリを投げ、後はイカがいる水深まで落とす。オモリが底をとったら大きく動かし、ゆっくり誘い上げてみる。するとすぐにサワリが!

 焦らず合わせを入れたらイカ独特の引きを味わいながら上げてくると、40センチほどの良型を1匹ゲット。他のツノに切れた足が付いていたので、巻き上げが早かったかも?その後、誘いを入れ、サワリがなかったら大きく20メートルぐらい巻き上げてから誘い下げなど、いろいろやってみる。

 ポイント移動するごとに小さいながらも1匹、また1匹と追加。“入れ乗り”まではいかなくても面白い釣りができるかも?と期待したのもつかの間、その後まったくサワリなし。

 オモリは最初、130号を使っていたのだが、潮が速くてオマツリが多くなってきたので、150号へ変更。この重さで誘い続けるのはツラい。

 結局、朝のうち3匹釣れただけで終わってしまいました。とはいえ、シーズンは始まったばかり。例年だと3月末から4月中頃まで楽しめる。良い時を狙ってリベンジしよう。だってやっぱり、入れ乗りは諦められないから。

 ヤリイカは軟らかくて甘くて、何の料理にしても合う。ワタシ的オススメは当然イカソーメン。白だしで食べても良いし、九州の甘いしょうゆでも合う。バターで炒めてもいいし、里芋と大根との煮物もおいしい。

 今回はワタシが最近はまっているパスタ料理にしてみました。

 ◎トマトとジェノベーゼパスタon the ヤリイカのアーリオオーリオ(1人前)

 【材料】

 ヤリイカ 小ぶりのヤリイカ1匹、パスタ 100グラム、ミニトマト 10個、ジェノベーゼソース 大さじ2、オリーブオイル 適量、ニンニク 1かけ、タカの爪 1本、塩 少々、コンソメ 少々、イタリアンパセリ 少々。

 【調理】

 (1)ヤリイカは輪切り。ミニトマトは半分に切る。ニンニクはスライス、タカの爪は輪切り。

 (2)沸騰した水に塩を入れてパスタをゆでる。

 (3)オリーブオイルを入れたフライパンにニンニクを入れ、弱火で風味を出し、輪切りのイカを軽く炒めて皿にとっておく。

 (4)オリーブオイルを入れたフライパンにタカの爪を入れ、軽く熱したらトマトを入れて軽く炒めて塩で味をととのえる。

 (5)ゆでたパスタをジェノベーゼソースであえて、少々のコンソメで味を調え皿に盛り付ける。

 (6)(4)と(3)をアーリオオーリオ風に上にのせ、イタリアンパセリで飾れば完成!

 簡単なのに本格的なパスタの完成。イカはあまり火を通さず軟らかいぐらいがオススメ。お好みでチーズをかけてどうぞ。白ワインが進みますよ?

 ◇ふくだあかり 1981年(昭56)生まれ、茨城県出身。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、鹿嶋・豊丸=(電)0299(69)3319。集合は午前5時。乗合1万2000円。

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