ボブ・ディランのラブレターが競売に出品 高校時代の恋人に宛てた150枚 入札開始価格は3550万円

[ 2022年11月11日 08:30 ]

オークションに出品されたボブ・ディラン直筆のラブレターと封筒(AP)
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 米国を代表するミュージシャンで2016年にノーベル文学賞を受賞したボブ・ディラン(81)が高校時代にガールフレンドに宛てた直筆のラブレターが、オークションにかけられることになった。

 RRオークション(本社・ボストン)が主宰しているもので入札は11月17日まで。入札開始価格は25万ドル(約3550万円)に設定されている。

 AP通信によれば、手紙はミネソタ州ヒビング(ミネアポリスの北270キロ)出身だったディランが、まだ本名のボブ・ジマーマンを名乗っていた16歳から18歳だった1957年から59年にかけてバーバラ・アン・ヒューイットさんに宛てられたもので、ヒューイットさんが2020年に他界したあとに家族が発見。枚数は150枚に達し、宛名を記した封筒も添えられている。

 ヒューイットさんは1960年代後半、ミュージシャンとして活躍するようになったディランから自宅のあるカリフォルニアに来てほしいと懇願されたが拒否。その後、ヒビング在住の男性と結婚した。しかし結婚生活は7年でピリオドを迎え、その後は再婚しなかったと伝えられている。

 RRオークションによればヒューイットさんは赤毛。ディランが1974年にリリースしたアルバム「血の轍」には「Tangled Up In Blue(ブルーにこんがらがって)」という曲が収録されているが、歌詞の冒頭で出てくる「もし彼女が髪の毛がまだ赤いのなら…」はヒューイットさんのことではないかと推察されている。

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