金子恵美氏 “死刑はんこだけ”葉梨法相の更迭方針に「一発アウト。正しい対応」

[ 2022年11月11日 14:34 ]

 元衆院議員の金子恵美氏(44)が11日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演。岸田文雄首相がこの日、失言をめぐって葉梨康弘法相を更迭する方針を固めたことに言及した。

 葉梨氏は、9日夜の会合で「法相は死刑(執行)のはんこを押す。ニュースのトップになるのはそういうときだけという地味な役職だ」などと発言。野党だけでなく、自民党幹部も「冗談にしていい話題ではない」と批判していた。葉梨氏は、会見で過去の会合でも複数回同様の発言をしたと明らかにし「全て撤回する」と述べていた。

 金子氏は「政治家として人命を軽んじる発言は死刑囚といえど、一発アウト。まして大臣ですから。かつても復興大臣がそうした人命を軽んじる発言で辞任してますけど、これは正しい対応だろうと私は思います」と事実上の更迭は仕方がないとした。

 岸田内閣では10月下旬に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が相次ぎ発覚した山際大志郎前経済再生担当相が更迭されたばかり。山際氏の更迭をめぐっては岸田首相の対応の遅さが指摘されていた。金子氏は今回について「早い対応だろうとは思いますし、外遊に出るということもありますし、この後の国会日程も考えて今日ここで決断したと思います」と推察した。

 そして、葉梨氏について「私の印象としては官僚と言いましょうか、役人ぽい方。派手さがない分、なんとなくご自身が目立つということに憧れ的な。本当はそんなことは正直、必要ないんですけど、自虐的に法務大臣になって、やっと大臣になったから目立ちたいという思いが言葉に感じられてしまって残念」とした。

 また「他にも大事な担務があるのによりによって死刑制度に言及したところがセンスがなくて、歴代の法務大臣は死刑に関しての姿勢で評価される。そういう意味でもとても死刑制度について軽んじた発言をするのが考えられない」と批判。「葉梨大臣は法務行政に精通されている自負心も持っているはず。注目度がほしかったという残念なところが今回の発言に現れていて、選挙も念頭にあったのかなと思いますが、目立ちたかったというのが心の中に常にあったのかなと思いますね」と述べた。

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2022年11月11日のニュース