気志團 公式サイトで当面のライブ活動休止を報告 綾小路翔「実のところ長い期間悩み苦しみましたが」

[ 2022年11月11日 08:32 ]

「氣志團」の綾小路翔
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 ロックバンド「氣志團」が来年1月3日の日本武道館でのライブをもって、当面の間、ライブ活動休止することを11日、バンドの公式サイトで正式に発表した。この日、ボーカルの綾小路翔(46)が日本テレビ「ZIP!」で生報告していた。

 サイトには「氣志團よりご報告」としてメッセージを投稿。「いつも氣志團を応援していただきまして誠にありがとうございます。このたび、綾小路翔のかねてからの声帯炎治療とリハビリに専念するため、2023年1月3日の日本武道館公演をもちまして、氣志團のコンサート活動を休止することとなりました」と報告。「応援してくださるファンの皆様、関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけしますこと、心よりお詫び申し上げます。歌唱を伴わない活動におきましては継続してまいりますので、今後とも変わらぬご支援のほど何卒宜しくお願いいたします」と記し、所属のソニー・ミュージックアーティスツ名義でコメントを掲載した。

 また、綾小路もコメントを掲載。「この度、氣志團は結成25周年を記念し、2023年1月3日に14年振りの日本武道館公演『THE GIGS』を開催致します。また、これに伴いご報告があります。この日本武道館公演を持って、氣志團は一旦コンサート活動を無期限で休止致します」と報告した。「理由は俺、綾小路翔が喉の治療とリハビリ、トレーニングに専念する為です。長年患ってきた慢性的な声帯炎の回復が追いつかず、日常会話に問題はないものの、近年歌唱に支障をきたす様になっている事が大きな原因です」と説明した。

 また「我々にとって節目となる25周年。来年1月1日にリリースする、6年振りのニューアルバムを引っ提げた全国ツアーも予定しており、ギリギリまで勘案しました。信条は『ガッツがあれば何でも出来る』。これまで幾多ものピンチを、根性と往生際の悪さのみで乗り越えて来ました。何があろうと諦めず、仲間達と力を合わせて命懸けでその場を凌ぎ、“押さば押せ!引かば押せ!”の精神の先に奇跡が巻き起こり、土壇場で九死に一生を得る…そんな生き方こそが氣志團の真骨頂であると信じて疑わなかった我が青春。しかし今回ばかりは己の現状と真摯に向き合い、今後の音楽生活をより実りあるものにする為の最善の方法を模索した結果、この様な決断に至りました。実のところ長い期間悩み苦しみましたが、背中を押してくれたメンバーとスタッフには心から感謝しています」とつづった。

 「応援してくれている皆様には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。みんな、マジでごめんな。ただ、これはあくまで綾小路 翔の歌唱に関しての活動を一時休止するだけであり、氣志團は止まるつもりはありません。むしろ今まで以上にポジティブかつアクティブに動く所存です。こんな機会だからこそと早くもソロ活動をする準備を始めているメンバーもいますし、自分にとっても新しい事にチャレンジするチャンスであると考えています。それに氣志團はそもそもインストバンド。歌えなくても出来ることは山盛りあります。楽曲も意欲的に制作しております。全方位でお仕事お待ちしております。もちろん、なる早で復帰する為に全力を注ぐ次第です。さっさと帰って来るよ。目標はズバリ、来年の氣志團万博!頑張るぜ。氣愛。約束」と綾小路。「1997年の結成から最初の活動休止となる2006年の氣志團万博までが第一章だとすると、2009年に再会し、再び突っ走って来た今の俺たちが第二章。つまりは今度の武道館GIGがその第二章の終幕であり、第三章の序幕へと繋がる大きな区切りとなる事に間違いはありません。これツッパリにとっては超重要な場面。俺たち、儀式や催事を何より大事にする種族だからさ。そんなわけで全国のKISSESのみんな、年始の忙しい中ご苦労かけるけれど、どうにかこうにかご都合をつけて、あの大きな玉ねぎの下へ駆けつけてくれたら嬉しいです。万感の思いを込めて、俺たちの集大成を余す事なくお魅せします。そこんとこ、何卒夜露死苦機械犬!!」と続けた。

 「生きてりゃ色んなことがあるけれど、雨が降らなきゃ虹は出ない。音がなければ夜は明けない。約束するぜ。必ず連れて行く。そう、ピリオドの向こうへ」と前向きに記した。

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