本村健太郎弁護士 “死刑はんこ押すだけ”葉梨法相更迭方針に「実際の死刑執行の現場というのは…」

[ 2022年11月11日 14:44 ]

弁護士・本村健太郎氏
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 弁護士の本村健太郎氏(55)が11日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に出演。岸田文雄首相が同日、葉梨康弘法相(衆院茨城3区)を更迭する方針を固めたことに言及した。

 葉梨氏は、9日夜の会合で「法相は死刑(執行)のはんこを押す。ニュースのトップになるのはそういうときだけという地味な役職だ」などと失言。野党だけでなく、自民党幹部も「冗談にしていい話題ではない」と批判していた。葉梨氏は、会見で過去の会合でも複数回同様の発言をしたと明らかにし「全て撤回する」としていた。岸田内閣では10月下旬、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が相次ぎ発覚した山際大志郎前経済再生担当相が更迭されたばかり。

 本村氏は「実際の死刑執行の現場というのは、死刑囚の首にロープをかけて、死刑囚が立っている床の踏み板をストンと外して下に落下させる。そのボタンを押す職員の方がいらっしゃるわけですね」と言い、「本当に(職員は)複雑な思いでボタンを押す。それと法務大臣が死刑執行命令にサインをするのは全く同じ意味を持っている。そのことに対する心の痛みとか、自分がやっている仕事の重大さというのが全くない、そういう人が法務大臣にいるというのは、到底許されないことです」と自身の思いを話した。

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2022年11月11日のニュース