藤井棋聖「集中力を保つためラジオ体操」A級順位戦は長丁場、体力強化の必要実感

[ 2022年10月5日 05:28 ]

賞杯を手に記念撮影に臨む藤井棋聖(撮影・河野 光希)
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 藤井棋聖は4日に都内で、永瀬拓矢王座(30)を挑戦者に迎えた第93期5番勝負を3勝1敗で制した棋聖の就位式に臨んだ。獲得期数は失敗なしの通算10期に到達。「自分の課題と向き合い、実力を高められるようにしたい」と衰えぬ意欲を語った。

 全8冠中5冠を占める藤井は挑戦権争いの必要がないため、4月以降の対局数が20局にとどまる。17年度、昨年度の40局から半減し、過去最少だった18年度の26局も下回った。

 名人挑戦権を争うA級順位戦は1日制最長の6時間。終局が日付を越えることも多々あり、20歳とはいえ体力強化の必要を実感したという。「集中力を保つため、ラジオ体操をしてます。対局が少ないと普段できないことにも取り組めます」と体幹トレにも励んでいる。下半期最初のタイトル戦となる7日からの竜王戦7番勝負。また新たな藤井に出会えそうだ。

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2022年10月5日のニュース