円楽さん 紫の棺で旅立ち 夫人涙「楽ちゃん、長い間ありがとう」

[ 2022年10月5日 05:26 ]

関係者により出棺される六代目三遊亭円楽さんの棺(撮影・郡司 修)
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 先月30日に72歳で死去した落語家の六代目三遊亭円楽(さんゆうてい・えんらく、本名会泰通=あい・やすみち)さんの葬儀が4日、都内の斎場で営まれた。

 読経を上げた群馬県前橋市の釈迦尊寺の住職・山崎奎一さん(79)によると、親族、弟子ら約20人が参列。出棺の際には円楽さんの出ばやし「元禄花見踊」が流れ、喪主を務めた長男で声優、落語家の会一太郎(34)が位牌、夫人が遺影を持った。棺は薄紫色で、円楽さんが「笑点」で着ていた着物の色。棺の中の円楽さんは紫の麻の着物をまとっており、祭壇の花の色も紫と白。“円楽カラー”尽くしの旅立ちとなった。山崎さんは「満足そうな顔をして眠っていました」と明かした。

 夫人は「楽ちゃん、長い間ありがとう」と、涙声で呼びかけた。山崎さんは「奥さんはいつも“楽ちゃん”と慕っていた。互いにオシャレで、いい夫婦でした」と話した。円楽さんの遺骨は都内の自宅に戻った。12月初旬にお別れの会が行われる予定だ。

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