住田裕子弁護士 旧統一教会接点めぐる細田衆院議長の対応に憤り「個人的な事情での紛糾、恥と思って」

[ 2022年10月5日 17:39 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 元東京地検検事で弁護士の住田裕子氏が5日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、細田博之衆院議長(78)が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係性について紙1枚で説明文を出した件について憤りを口にした。

 細田氏は議長職のため、自民党籍から外れており、教団との接点について自民党が所属国会議員に対して9月に実施したアンケートの対象外だった。これまで沈黙を続けて来たが、臨時国会の召集を前にようやく説明文書を出したが、紙1枚の“ペラ1”で内容も報道の指摘を認めただけ。このため、与野党双方からさらなる説明を求める声が上がった。

 番組では、自民党の調査票の存在を細田氏サイドが知らなかった可能性を指摘したが、住田氏は「信じられませんよね、一言で言ったら」とバッサリ。「そもそも自民党の最大派閥のトップでずっといらした方でしょう?調査に対して答えようとするなら、自民党ではどんなこと書いたの?くらいは聞けばできることですし、そもそも秘書がちゃんと連係していれば、全部分かるんですから」と指摘した。

 住田氏には、ペラ1での説明にも誠実さが感じられなかったという。「ましてや今回、紙っぺら1枚でしょう?事実関係も適当でしょう?本当に政治的な責任を感じるのであれば、なぜこのようなことをやったかも含めて、ご自分の思いやら経緯をしっかり説明して、調査票がなくてもできることですよ」とし、国会運営にも支障を来している現状についても「個人的な事情で(国会を)紛糾させているんですよ、今。これ自体が恥と思って欲しいですね」と憤りをあらわにした。

 細田氏は教団との接点について、今週中に再び紙のコメントを出すとしている。

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2022年10月5日のニュース