太田光 感銘受けたアントニオ猪木さんの行動「一切の緊張が抜けていないの、猪木さんだけが」

[ 2022年10月5日 16:11 ]

「爆笑問題」の太田光
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 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(57)が、4日深夜放送のTBSラジオ「JUNK 爆笑問題カーボーイ」(火曜深夜1・00)に出演し、1日に心不全で死去した元プロレスラーで元参院議員のアントニオ猪木さん(享年79)との思い出を語った。

 番組で何度か共演歴があり、ある番組ではテリー伊藤の呼びかけで、太田が猪木さんの代名詞だった闘魂ビンタを受けることになったという。「テリーさん、余計なこと言うんだよ。逃げたんだよ、嫌だ嫌だ、絶対嫌だ、この人加減知らないもんって。テリーさんにつかまって、羽交い締めにされて、やめろー!って言いながらやったの」。手加減してくれのか、「思ったほど痛くなかった」といい、「やっぱり、プロだからそうだよな~」と振り返った。

 別の生番組の収録では、15分ほどニュースが挟まるタイミングがあったという。太田やビートたけしらがスタジオの前室に退き、休憩していたが、ただ1人、セットの席から動こうとしなかったのが猪木さん。太田はその時のことを鮮明に覚えているという。「ふとスタジオの中を見たら、パネラー席の猪木さんの席に、猪木さんだけが(いた)。他、誰もいないんだよ?猪木さんだけが背筋ピーンと伸ばして、あの姿勢でずーっと座ってたの」。スタッフに尋ねたところ、猪木さんは休憩時間であることを知った上で、自身の意思で座っていたという。

 その威厳気あるたたずまいに、太田は感銘を受けた様子だった。「デカいんだよ、座ってても。一切動かずにまっすぐ前を向いて、何を考えているか分からないけど、座ってたの。その姿を俺はものすごく強烈に覚えているの。かっこ良かったんだよ。みんな休憩しているんだよ?一切の緊張が抜けていないの、猪木さんだけが」。1人で座っていた理由は、今となっては知るよしもないが、太田は「この人やっぱただ者じゃないなって思ったね。あの姿、ただ者じゃないよ」と話していた。

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2022年10月5日のニュース