古舘伊知郎 ネット上の“批判記事”がうれしかった理由「困ったおじさんって書いてあった」

[ 2021年11月7日 18:50 ]

古舘伊知郎
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 フリーアナウンサー・古舘伊知郎(66)が7日放送のNHK「演芸図鑑」(日曜前5・15)に出演。ネット上にアップされた自身の“批判記事”が「うれしかった」と明かし、「もっと炎上するくらいの毒を吐きたい」と意気込んだ。

 番組ナビゲーターを務める落語家・立川志らく(58)と対談。テレビ朝日「報道ステーション」のメインキャスターを務めていたころを振り返り、「メンタルが鍛えられた」と話した。就任当初の2004年には、その司会ぶりに「電話のクレームが1日平均したら150~300本くらいきた」と打ち明け、「アルバイトで電話を受けている人に感謝しなきゃ。辛かったと思う」と苦笑。寄せられた苦情は「次の日、全部上がってくるんですよ紙に」とし、「くまなく12年間、目を通しました。全部見ました」と告白した。

 現在、SNS上などで「ダイレクトにクレームがつくとき」は、あまりないという。「だから俺は、志らくさんほど毒を吐いていないじゃないかな」と分析。「報ステの時は多方面からありました。本当に傷つけたこともあったし申し訳ないこともあった。その度に謝ったり、謝らないで突っ張ってみたり、いろんなことがありましたけど、今はあまりないですね」と続けた。

 「今は比較的穏やかですか?」の問いに対して、古舘は「穏やかなのが嫌なんですよ、僕は。もうオワコンと言われているようなことが、とっても嫌なんですよ、この年齢で」と即答した。そのため最近試したことがあったとも。「志らくさんみたいにもっと炎上するくらいの毒を吐きたいと思って、いくつかの番組でここのところ、毒を吐いてみたんですよ」とニヤリ。すると一連の「毒舌」発言が「まとまって」ネット上で記事になったそうで、「古舘の暴走か!?困ったおじさんって書いてありました」と紹介した。

 決して好意的な記事ではなかったが、「その時ちょっとうれしかったです。それはうれしいです、やっぱり振り向いてくれてるって」。マザー・テレサの言葉「愛の反対は憎しみではない、無関心だ」を引き合いに出し、「全然話題にならないのが嫌なので、ちょっとうれしかったです、“困ったおじさん化現象”っていうのは」と語っていた。

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2021年11月7日のニュース