坂上忍 組織委員会に激怒…小山田楽曲不使用に「抹殺することで今回のことをなくそうと」

[ 2021年7月20日 14:16 ]

坂上忍
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 タレント坂上忍(54)が20日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に生出演し、過去のいじめ問題が発覚し、東京五輪開会式の楽曲担当を辞任すると発表したミュージシャン「コーネリアス」こと小山田圭吾(52)をめぐる大会組織委員会の任命責任について私見を語った。

 小山田は94年1月発行の「ロッキング・オン・ジャパン」(ロッキング・オン)、95年8月発行の「クイック・ジャパン」(太田出版)で、同級生を跳び箱に閉じ込めたり、障がいのある生徒をからかったりしたことなどを語っていた。

 開会式の楽曲担当として小山田の名前が公表されると、ネットを中心に過去のいじめ問題が広がり、小山田は16日にツイッターに謝罪文を掲載。武藤事務総長は「このタイミングでありますので、彼には支えていってもらいたい」と、日が迫っていることなどを理由に続投を明言していた。

 ところがその後、小山田の辞意を受けて、組織委員会は公式サイトで「誤った判断だったと考えるに至り、この辞意を受け入れることといたしました」と説明した。坂上は「開会式が迫ってるから、このタイミングだから引き続きお願いしたい、程度の認識しかなかったんだから」と、認識の甘さを批判。「それが、より事を混乱させたんですよ。結果的に。小山田さんをも追い込んだ形になってしまったと思いますよ」と指摘した。

 ジャーナリストの鈴木哲夫氏によると、組織委員会の武藤敏郎事務総長は小山田が抜けた穴について、「埋めようとしているふうに聞いています」と答えたといい、「『聞いています』じゃない。どうするかを把握してないんですか?上が」と疑問を投げかけた。すると、坂上は「僕は今回の問題、あの人ね、辞めなきゃいけないと思いますよ。武藤さんは間違いなく、あの人は辞めなきゃならないと思います。小山田さんが辞めるんだったら、あの人は辞めなきゃダメです。あの人“も”」と、語気を強めて訴えた。

 組織委員会は、小山田が担当した冒頭4分間の楽曲を開会式で使用しないことを発表した。これについても坂上は「抹殺することによって、今回のことをなくそうとしているっていうのが腹立ってしょうがない」と批判。さらに、「制作者側は、演者を守るんだよ?それが常識なんだよ。でも守り切れないってなった時は、そいつに責任を全部押しつけてさ、お前ら何一つ責任を取らないやり方なんて、許されていいわけがない。この人たちは何一つ責任を取ってないわけだから」と、怒りは収まらなかった。

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2021年7月20日のニュース