羽生善治九段 菅井竜也八段とのA級順位戦が千日手に!通算対局数2121で48局目

[ 2021年7月20日 23:32 ]

羽生善治九段
Photo By スポニチ

 将棋の羽生善治九段(50)が20日、東京・将棋会館で第80期名人戦A級順位戦の2回戦に臨み、菅井竜也八段(29)との対局は83手目、同一局面が4回出現して午後9時19分に千日手が成立。先後を入れ替えて30分後、菅井の先手で指し直しとなった。持ち時間6時間で午前10時対局開始。戦型は振り飛車党・菅井の角交換型振り飛車へ進み、中盤の難所を迎えていた。羽生の千日手は通算2121局目で48局目。

 指し直し局は残り時間の少ない羽生の持ち時間に4分追加して1時間、菅井にも同様に4分追加して1時間49分として再開した。戦型は菅井の十八番・ゴキゲン中飛車。


 羽生は2017年、竜王を獲得してタイトル通算99期に達し、100期の金字塔へ王手をかけると共に当時のタイトル全7冠の永世称号を全て獲得して永世7冠となり、国民栄誉賞を受賞した。


 ところが以降、タイトル獲得から遠ざかる。翌18年、竜王を失冠して27年ぶりの無冠へ転落。挑戦しては奪取に失敗してきたが、今期は初戦で佐藤康光九段(51)に勝利し、渡辺明名人(36)=王将、棋王の3冠=への挑戦へ、好発進を決めていた。

続きを表示

2021年7月20日のニュース