阪神・矢野監督　メンタル講習で決意新た　苦境脱出へ「楽しむ、諦めない、積極性」貫く

選手の動きをみる阪神・矢野監督（撮影・坂田　高浩）
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　阪神は練習前に異例の全体ミーティングが開かれた。矢野監督の知人で実業家の中村文昭氏を招き、選手、スタッフにメンタル面の講習を行った。

　「いろんなことを言ってもらった。野球も、みんなそうやけど、大事なところは一緒だから。結果がうまくいっていないから気づけていないところもあるし、苦しいスタートになったからこそやれることもあると思う。新しい気づきというか、そういうものを伝えてもらった」

　この日の講習は以前から決まっていたものの、1勝10敗とチーム状態はどん底。中村氏は自己啓発的な多数の著書があり、気を取り直して前を向きたいチームには好タイミングとなった。佐藤輝は「物は捉えよう、というか。聞いた話をしっかりとチーム全員で共有していきたい」と振り返った。

　今後に向けては「苦しい中でも楽しむとか、諦めないとか、積極性とか。そこを貫くしかない」と矢野監督。あくまで自分たちのスタイルで苦境を脱出する覚悟だ。