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花巻東が4年ぶり4度目センバツ切符 高校通算50本塁打の佐々木麟太郎を軸に悲願の東北勢初日本一へ

[ 2022年1月28日 15:17 ]

花巻東・佐々木麟太郎
Photo By スポニチ

 第94回選抜高等学校野球大会(3月18日から13日間、甲子園)の選考委員会が28日、オンライン形式で行われ、昨秋の東北大会で優勝した花巻東(岩手)が4年ぶり4度目の出場を決めた。高校通算41本塁打を誇る田代旭主将(2年)らが形成する強力打線は大会屈指。投手力アップで東北勢初の日本一を目指す。

 メジャーで活躍する菊池雄星、大谷翔平を輩出した名門に、4年ぶりのセンバツ出場を知らせる吉報が届いた。

 昨秋の東北大会は岩手県勢として38年ぶり、同校の初優勝を成し遂げた。明治神宮大会では準決勝で広陵(広島)に9―10で敗れたが、全国レベルを体感。8回に3番・佐々木麟太郎(1年)の右越え3ランで一時は同点に追い付くも、投手陣が粘れず惜敗した。3番手で登板し、4回2/3を投げて5失点だったエース左腕・萬谷(まんや)大輝(2年)は「打線がせっかく打ってくれたのに情けなかった」と悔しさをにじませた。

 最速129キロながら制球力を武器に背番号1を掴んだ萬谷は、成長の糧にした。低めの変化球を広陵打線に見極められたことで直球の重要性を再認識。「夏までに140キロを目指したい」と大幅な出力アップを課題に挙げた。冬の練習期間で体重は4キロアップの77キロに増量。直球の威力は増し「甲子園では3点以内に抑えていきたい」と意気込む。

 打線は下位まで切れ目がなく、今大会屈指の破壊力。佐々木洋監督の長男で、3番を打つ佐々木麟は1年生ながら早くも高校通算50本塁打をマーク。日本ハム・清宮が早実時代に放った高校通算最多とされる111本塁打を更新する勢いだ。要所では勝負を避けられることも想定され、続く4番で同41本塁打を誇る田代のバットが勝利の鍵を握る。

 強打の捕手である田代は投げる場所やテンポを変えた約10種類のティー打撃で対応力を磨き「(通算)65本塁打くらいまでは伸ばしていきたい」とアーチ量産を宣言した。

 冬を越えて進化したエースと4番がチームを引っ張り、先輩たちが果たせなかった日本一の夢に挑戦する。 

 ▽花巻東 1956年(昭31)に花巻商として創立。82年に谷村学院が合併して現校名となる。野球部は創立と同時に創部し、甲子園は通算16勝(夏10勝、春6勝)を挙げ、夏は09、13年の4強、春は09年の準優勝が最高成績。主なOBは菊池(マリナーズからFA)、大谷(エンゼルス)のほかに広島・高橋樹也らがいる。

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