文武両道の大分舞鶴・河室監督号泣「甲子園とは縁がないと思っていた」21世紀枠で甲子園初出場

[ 2022年1月28日 17:59 ]

<センバツ発表・大分舞鶴高校>21世紀枠でセンバツ出場を決め大喜びの大分舞鶴ナイン(撮影・岡田 丈靖)
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 第94回選抜高校野球大会(3月18日から13日間、甲子園)の出場校を決める選考委員会が28日、オンラインで開催され、21世紀枠では県内屈指の進学校で文武両道を掲げる大分舞鶴(大分)が春夏通じて初の甲子園出場を決めた。

 午後3時6分。校長室に吉報が届くと、河室聖司監督(57)の涙腺は崩壊した。「発表まで時間があってドキドキしていました。昨年の夏も決勝で負けているので、甲子園とは縁がないと思っていた。選手の頑張る姿が頭をよぎって、感動してしまいました」と思いを語った。

 昨年は春季大分大会で30年ぶりに優勝し、夏は準優勝。代が替わった秋季県大会も準優勝で春秋連続で九州大会に駒を進めてきた。秋の九州大会では準優勝した大島(鹿児島)と延長10回、4―4で引き分け再試合。再試合は2―3で惜敗したが、強豪校に引きを取らない力を示した。

 21世紀枠での出場を受け、「このチームには粘り強さがある。何とか甲子園で1勝したい」とパワーアップした舞鶴野球を聖地でも見せつける。

 ▼楢崎信浩校長 野球部の生徒は本当に頑張ってきた。高いレベルの文武両道、進学校として、甲子園で活躍できることを期待しています。21世紀枠にふさわしい戦い方で勝利を目指して欲しい。

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