栗山英樹監督 18歳だった大谷の日本ハム入団決定で「喜んだのは3秒間ぐらい」 すぐに「預かる怖さ」が

[ 2022年1月28日 22:36 ]

栗山英樹氏
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 日本ハム前監督で、侍ジャパンの栗山英樹監督(60)が28日にテレビ朝日で放送されたエンゼルス・大谷翔平投手(27)の秘密に迫る特番「タモリSTATION~二刀流 大谷翔平の軌跡~」(後8・00)に出演。当初、花巻東高校から直接メジャー行きを希望していた大谷を日本ハムが2012年ドラフトで強行指名し、入団決定にこぎ着けた当時のことについて語った。

 大谷は当初、高校から直接メジャー入りすることを熱望。だが、日本ハムが作成して入団交渉で使った資料「夢への道しるべ」の内容にも心動かされた大谷が日本ハム入りを決め、後のメジャー行きへとつながった。

 「実をいうとファイターズは前の年にドラフト1位で菅野投手(現巨人)いってるんですけど、来てくれなかったんですね。入らなかったっていう。ただ、そういう経験も踏まえてほしい選手は絶対獲るんだっていうのはかなり早い時期からずっとみんなで話をしていた」と栗山監督。大谷のメジャーへの強い思いに他球団が泣く泣く手を引く中、日本ハムはドラフトで強行指名したが、その後、入団交渉に当たった球団関係者にも「大谷くんはアメリカで野球をやりたいのか、それともメジャーのトップ選手になりたいのか、どっちなんだ」と何度も投げかけ「もしアメリカに行きたいっていうんじゃなくてメジャーのトップになるんだったら(日本ハム入団の)チャンスはあるよね」という話をしていたという。

 そして、大下容子アナウンサー(51)が「夢への道しるべ」の内容について「実はどこにも『日本ハムに来てほしい』とは書かれていないそうです」と紹介すると、栗山監督は「大谷選手側に立った時に、大谷翔平の夢を果たすために一番いい形はどうかっていうのはみんなで話していたもんですから。夢を果たす形にするためにっていう提案だと思います」とこのエピソードを引き取った。

 また、入団が決定した時の心境を聞かれた栗山監督は「その連絡をいただいて喜んだのは3秒間ぐらい。あとは預かる怖さ。壊しちゃったらどうなっちゃうんだろうとか。その怖さに本当にすぐ…」と当時を回想していた。

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2022年1月28日のニュース