天国と地獄を経験したJFE東日本の主将・平山快 ロッテ3位の広畑との対決から学んだ“鉄則”

[ 2021年11月24日 09:14 ]

JFE東日本の主将と4番を兼ねる平山快(撮影・柳内 遼平)
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 社会人野球チーム・JFE東日本(千葉市)は昨年の都市対抗に前年大会優勝チームとして挑むも、1回戦で三菱自動車倉敷オーシャンズに1―3で敗れた。コロナ禍の影響で大会中止が相次ぎ、優勝チームとして都市対抗予選が免除されたため、20年シーズンは公式戦未勝利。新主将の平山快内野手(25)は28日開幕の都市対抗本選でリベンジを狙う。

 昨年の12月中旬。都市対抗を終えたチームはオフに入っていた。この期間の選手は出社日が多くなり、練習も軽めのメニューになる。2年目の平山は寮の監督室に呼ばれ、「来年、お前がキャプテンでいくぞ」と落合成紀監督から告げられた。

 「3年目の年だったので(主将就任は)早いかなと思ったんですけど、断る理由もなかった。人をどう動かすかではなく、自分が率先してやっていこうと思いました」

 日本一と公式戦未勝利。「天国と地獄」を1年目と2年目に味わった平山には確固たる主将像があった。重要視したのは、練習での声かけや試合前の鼓舞ではなく、「4番・三塁」としてパフォーマンスを発揮すること。「結果のついていない人間に言う権利はない。そこはシビアに自分と向き合う。主将が仕事をすれば、チームにスイッチが入る」。平山の言葉に迷いはない。

 昨年の都市対抗では三菱自動車倉敷オーシャンズのエース右腕・広畑敦也投手に1失点完投負けを喫した。同大会でスカウトの評価を急上昇させた広畑は今年、ロッテ3位指名で念願のプロ入り。能力を覚醒させる大舞台での戦いに「今年は芽を摘むじゃないですけど、(投手を)化けさせないようにしたい」。予行演習はバッチリだ。18日のJR東日本とのオープン戦では巨人からドラフト2位指名を受けた最速153キロ左腕・山田龍聖投手から中前適時打を放ち、順調な仕上がりを見せた。

 「19年は優勝して昨年は初戦敗退。ここで打開できないとズルズルいってしまうような気がする。今年が一番大事な年になる」。正念場を迎えるチームを頼れる主将がけん引する。(柳内 遼平)

 ◇平山 快(ひらやま・かい)1996年(平8)4月28日生まれ、京都府出身の25歳。精華西中では枚方ボーイズでプレー。東海大相模(神奈川)では3年夏に「4番・三塁」で甲子園出場。東海大を経て、19年からJFE東日本に所属。1メートル82、88キロ。右投げ右打ち。

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