ヤクルト超優等生助っ人オスナV打「石川さんがいいピッチング」「カバーし合うこと、それこそがチーム」

[ 2021年11月24日 22:22 ]

SMBC日本シリーズ2021第4戦   ヤクルト2―1オリックス ( 2021年11月24日    東京D )

2回無死、ソロ本塁打のサンタナ(左)を迎えるオスナ (撮影・白鳥 佳樹)
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 ヤクルトは2―1でオリックスに競り勝って3連勝。対戦成績を3勝1敗とし、2001年以来20年ぶりとなる日本一に王手をかけた。最短で高津臣吾監督(52)の誕生日となる25日にも胴上げとなる。

 1―1で迎えた6回、2死一、二塁から決勝タイムリーを放ったオスナは、6回の守りで失点につながる失策を犯した“仲良し”サンタナのミスを取り返し、ベンチ前で胸を突き合わせて喜び合った。その場面を振り返り「野球とはそういうスポーツ。選手は失敗したいという気持ちはないけど、自然に出てしまう。周りの選手がどれだけカバーできるかが大事」と話した。

 打のヒーローとなったオスナは「チームの勝利に大きく貢献できたと思いますし、石川さんがとてもいいピッチング、素晴らしいピッチング、勝利にふさわしいピッチングでした」と自身のことよりも先発の石川を称えた。

 助っ人たちの活躍が勝利を呼び込んでいることには「僕たちが救っているというか、他のみんなのカバーをしているという考えがいいと思います。主軸の山田、村上、青木選手がなかなか打てない時は僕たちがカバーしている。僕やサンタナが打てない時は周りがカバーしてくれていると思っているので、それこそがチームだと思います」と話し、チーム全員の力でつかんだ勝利であることを強調した。

 20年ぶりとなる日本一へあと1勝とり「もちろん知っています。ここは油断せず、決着がつかないと分からない。まずは目の前の1試合を全力で取りにいくことが大事です」と3連勝の喜びよりも「油断は禁物」「一戦必勝」を説いたオスナ。侍魂と謙虚な日本の心を持ち合わせた助っ人がいるヤクルトは、強い。

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