九州にも怪物1年生　九国大付・佐倉豪快弾「長打力出せて良かった」、コールド負けも強烈インパクト

明治神宮野球大会第4日　高校の部準決勝   九州国際大付2ー9大阪桐蔭（7回コールド） （ 2021年11月23日    神宮 ）

＜大阪桐蔭・九州国際大付＞2回無死、先制ソロ本塁打を放つ九州国際大付・佐倉（撮影・木村　揚輔）
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　九州国際大付（九州）は大阪桐蔭（近畿）に敗れた。1年生4番の佐倉が先制本塁打を放つも6回に逆転された。

　待望の瞬間は0―0の2回だ。佐倉が高めの直球を右翼へ先制弾。一塁ベース付近で豪快に右腕を突き上げた。高校通算8号に「しっかり強いスイングだけを心掛けた。持ち味の長打力を出せたことは良かった」と振り返った。

　九州大会でも2試合連続本塁打を放つなど活躍し「東の佐々木、西の佐倉と呼ばれるようにやっていきたい」と話していた。同じ1年生で刺激を受ける花巻東の佐々木が直前の試合で3ランを放った。「佐々木くんのホームランは見ていました。今日は意識することなく相手ピッチャーと戦えた」と冷静に自分の仕事を果たした。

　大阪桐蔭の強打の前に逆転負けを喫し「打力で上回られたのが敗因」。センバツに向けては「自分の長打力を磨くこと、勝負強くなることが一番大事かなと思います」と誓った。（杉浦　友樹）