広島・佐々岡監督 来季はガッツポーズ締め 貪欲に勝利求め闘志全開プレーで広島を元気にする

[ 2021年11月24日 05:30 ]

来季のスローガン「ガツガツGUTS!」を発表する広島・大瀬良
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 広島は23日、来季のキャッチフレーズ「ガツガツGUTS!」を発表した。18年「℃℃℃」(ドドドォー!!!)、19年「水金地火木ドッテンカープ」など毎年恒例となっているユニーク路線を継続。今回はガツガツとした貪欲な姿勢で、4年ぶりのリーグ優勝を目指す決意が込められた。

 「闘志」が佐々岡政権の新たなキーワードになる。来季のキャッチフレーズ「ガツガツGUTS!」には「ガツガツと貪欲に勝利を求め、ガッツあふれるプレーで広島を元気にする」との球団の思いが込められた。歯を食いしばるロゴデザインは、新型コロナ下を耐え抜き、チーム状況を好転させようとする様子を表現。3年連続Bクラスから勢いよく抜け出すため、活気あふれるチームを目指す。

 近年は「水金地火木ドッテンカープ」(19年)、「たった今 このAKAの子 舞いたった」(20年)など奇抜なキャッチフレーズが連発されてきた。その効果なのか、今回の難解なフレーズの意味をほぼ全員が一瞬で理解。佐々岡監督が「試合の最後をガッツポーズで締めたい。ガツガツと競争しないといけない選手ばかり。打って抑えてのガッツポーズがあっていい」と即答すれば、投手主将の大瀬良も「悔しいシーズンが続いている。スローガンのようにガツガツした姿勢を見せたい」とナインの思いをスラスラと代弁した。

 今季は高卒3年目の小園、林が定位置をつかみ、坂倉は打率リーグ2位の・315と躍動。若ゴイがガツガツとアピールして、チーム内に新たな風を吹かせてきた。1年目で抑えを全うした栗林も「ガツガツというキャッチフレーズと同じくチーム全体で戦いたい」と話したように、慢心は一切見当たらない。若手のガッツによって、チームは生まれ変わろうとしているのだ。この日のファン感謝デーは、コロナ下の影響で2年連続でのオンライン開催となった。佐々岡監督は「後半戦の戦い方には選手もわれわれも手応えを感じている。来季はみんなで競争し、優勝を目指して頑張ります」と視聴したコイ党に宣言。4年ぶりのリーグ制覇を達成し、ナインがこん身のガッツポーズをする姿が見えている。(河合 洋介)

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