ヤクルト・サンタナ逆転1号V弾!取って取られての接戦にケリ 連勝主ヤクも「マダ、オワッテナイ!」

[ 2021年11月24日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2021第3戦   ヤクルト5―4オリックス ( 2021年11月23日    東京D )

<ヤ・オ>つば九郎とポーズを決める決勝弾のサンタナ(撮影・村上 大輔)
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 一振りで局面を変える。これぞ助っ人だ。ヤクルトのサンタナはお決まりの「ひげポーズ」をしながらダイヤモンドを駆けた。高津監督も打球が着弾する前にベンチを飛び出し、誇らしげに両手を掲げた。

 「最高な気持ち。打った瞬間(本塁打と)分かりました。一球で仕留められたことがとても良かった」

 3―4と勝ち越された直後の7回2死一塁だった。「とにかく強く振れる球を待っていた」。2ボールからの3球目。外角の131キロスライダーにバットを伸ばし、目いっぱい叩いた。逆転の日本シリーズ1号2ラン。大きな放物線を右中間席に描いた。

 最下位に沈んだ昨オフ。指揮官は球団との話し合いで、守備には多少の難があることを了承した上で「圧倒的なパワーがある選手をお願いしたい」と理想の外国人選手像を伝えた。思いに応えるべく球団も助っ人探しに奔走。そして獲得したのがメジャー通算77本塁打のサンタナだった。

 116試合で19本塁打、長打率は・511を誇った。下位を打つ時期もあったが、終盤は山田、村上の後を打つ5番に定着。昨年はリーグ5位468得点と貧打に苦しんだが、今季は12球団最多の625得点を記録した。

 「素晴らしい集中力だった」と高津監督。日本シリーズ12打席目での初安打が、値千金の決勝弾。マリナーズ時代の19年にも東京ドームでの開幕戦で逆転満塁本塁打を運んだ右翼方向に、またしてもアーチを描いた。

 5回には2死満塁の場面で中村の中前適時打と敵失の間に、ヘッドスライディングで本塁を陥れた。「ゴーと聞こえて。全力で走った」。打撃だけでなく足でも貢献。闘志を前面に出した熱いプレーはチームを鼓舞した。

 24日の第4戦に勝てば王手をかける。劇的勝利に沸いたお立ち台では「マダ、オワッテナイ!」とファンに日本語で呼び掛け、笑いを誘った。(川手 達矢)

 ≪シリーズ逆転V弾は球団助っ人3人目≫サンタナ(ヤ)が7回に決勝の逆転2ラン。ヤクルトのシリーズ逆転V弾は15年第3戦山田以来4人目。外国人では78年第1戦マニエル、第4戦ヒルトンに次ぎ、43年ぶり3人目となった。サンタナはレギュラーシーズンでの東京ドームで4本塁打しているが全て勝利。不敗記録はシリーズでも継続された。ヤクルトの外国人選手の決勝打は97年第1戦テータム以来7人目、8度目。外国人選手が決勝打をマークしたシリーズは全て日本一になっている。

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