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畔柳 春の課題解消し、夏の頂点へ「1球で仕留めることをテーマに」

[ 2021年7月18日 12:27 ]

第103回全国高校野球選手権 愛知大会 3回戦   中京大中京11―0豊田南(5回コールド) ( 2021年7月18日    熱田愛知時計120スタジアム )

笑顔で試合後の整列へと駆け出す中京大中京・畔柳
Photo By スポニチ

 今秋ドラフト候補の中京大中京・畔柳亨丞投手(3年)は登板することなく、ベンチで初戦突破の瞬間を味わった。「柴田がいい投球をしてくれましたし、良かったです」と満面の笑顔だった。

 聖地に、忘れ物を取りに帰る。今春選抜大会では全4試合に登板。3試合の先発で2完封するなど、4強入りの原動力となったが、準決勝・明豊(大分)戦で救援登板した際に右肘違和感を訴えて途中降板。不完全燃焼の思いを抱え、愛知へと戻った。以降は春季愛知大会には登板せず、1カ月以上、ノースロー。その間に、決定的な課題に取り組むことを決意した。

 「もともと球数は多いのですが、どうしても粘られることが多くて、1球で仕留めることができない」

 直球の威力は証明済み。しかし、粘られることで球数が増えて消耗度を増す。選抜大会では「1週間500球」の球数制限に迫る1週間で410球を投じた。夏の大会を勝ち上がるために不可欠なのは“省エネ”。そのために取り組むのは、打たせて取る球の本格習得だ。打者の手元で微妙に変化するカットボールとタイミングを外すチェンジアップを重点的に磨いてきた。

 「直球を狙われるケースが多い。もともと投げていましたが、もう少し精度を上げたい。1球で仕留めることをテーマにやってきて、その力は付いてきたと思います」

 6月の練習試合で直球の最速は152キロに更新。「155キロが投げられれば…」と言うが、最優先はもちろんチームの勝利だ。

 「春の借りを返すために、一戦必勝で行きたい。魂を込めた投球ができたらと思います」

 新たなスタイルを身につけた畔柳が、夏の頂点を目指す。

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