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花巻東怪物1年生・麟太郎「新ゴジラ」夏1号 佐々木監督長男が早くも通算18号「一本打てて良かった」

[ 2021年7月18日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権岩手大会3回戦   花巻東15ー4花北青雲 ( 2021年7月17日    岩手県営 )

<花北青雲・花巻東>2回無死一塁、花巻東・佐々木が2ランを放つ(撮影・村上 大輔)
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 第103回全国高校野球選手権(8月9日から17日間、甲子園)の地方大会は17日、45大会で316試合が行われた。岩手大会では花巻東が花北青雲に15―4で快勝し8強入り。「2番・一塁」で先発出場した佐々木洋監督(45)の長男・麟太郎内野手(1年)が夏1号本塁打となる右越え2ランを含む3安打を放った。18日は46大会273試合が予定され、沖縄大会は全国一番乗りで代表校が決定する。

 「ドンッ」。高々と舞い上がった打球が、右翼芝生席で跳ねた音がした。4―2の2回無死一塁。麟太郎が高め直球を引っ張り、2ランを叩き込んだ。

 「スピンもかかっていたし、伸びているなと。何とかつなぐバッティングで投手を助けたいと思った。一本打てて良かった」。今夏の初本塁打は、高校通算18本目のアーチだ。

 中学時代には同じ花巻東出身の大谷翔平(現エンゼルス)の父・徹さんが監督を務める金ケ崎リトルシニアでプレーした。進路を決める際、佐々木監督に「花巻東以外なら野球をやらない」と訴え入学。高校では現在の大谷と同じ背番17を背負い、1年春の県大会で4本塁打を量産した。

 1メートル83、117キロの左打者。メジャー歴代最多の通算762本塁打を放ったバリー・ボンズ(元ジャイアンツ)のフォームを、動画で見て参考にしている。左脇を大きく開け、すり足でタイミングを取る。「中学3年生くらいからこの打ち方にしました。日本人の打者よりも、これが自分には一番合っている打ち方だと思います」と、豪快なスイングをつくり上げた。

 今夏初戦、15日の高田との2回戦では5打数1安打。力が入りすぎ、詰まる打球が多かった。「前回の反省から強い打球を打つ意識にした」と、この日は3安打。佐々木監督は「初戦は力んでいたが、修正してヒットにつながった」と評した。

 幼少時から接してきたOBの菊池雄星(現マリナーズ)からは「高校生で一番を目指せ」とエールを送られた。早実の清宮幸太郎(現日本ハム)が放ち、高校最多とされる111本塁打の更新が目標だ。チームは2試合連続のコールド勝ちで8強入り。麟太郎は「一戦一戦、勝つことだけを考えてやりたい」と力を込めた。(川島 毅洋)

 ≪111発・清宮よりハイペース≫佐々木が更新を目標に掲げる、高校通算111本塁打を放った清宮は、1年夏の西東京大会前の時点で13本塁打。西東京大会ではノーアーチに終わったが、この夏の甲子園で2本塁打を放った。佐々木は現在18本塁打と清宮を上回るペースだけに、どこまで伸ばすか注目される。

 ◇佐々木 麟太郎(ささき・りんたろう)2005年(平17)4月18日生まれ、岩手県出身の16歳。幼少時から「江釣子スポーツ少年団」で野球を始め、江釣子中では金ケ崎リトルシニアに所属。花巻東では1年春からベンチ入り。1メートル83、117キロ。右投げ左打ち。

 ▽過去のスーパー1年生 早実の荒木大輔は1年夏に甲子園に出場し準優勝。5試合に登板し4完封をマークし「大ちゃんフィーバー」が社会現象になった。PL学園の桑田真澄、清原和博の「KKコンビ」は1年夏の甲子園で優勝。大阪桐蔭の中田翔は甲子園1回戦の春日部共栄戦で一発を放つなど4強入りに貢献。近年では東邦の藤嶋健人が1年夏に甲子園で勝利。同じく1年生で甲子園準優勝を経験した同校OBの坂本佳一の愛称から「バンビ2世」と話題になった。

 ▼今夏の主な注目1年生
 ☆緒方漣&小野勝利(神奈川・横浜高)守備の名手・緒方は名門で春から遊撃のレギュラー。元西武の小野剛氏の次男・勝利(しょうり)は2回戦で代打アーチを放つなど将来性豊かな右の大砲。

 ☆高橋海翔(ひろと=山梨学院)右の大砲。前日の3回戦では4番に座り、左越えに公式戦初アーチ。「自信を持っているから緊張しない」と語る度胸も魅力。

 ☆今仲巧(大阪・履正社)背番号11を背負う右腕。この日の初戦で救援登板し、1回無失点と上々の夏デビュー。

 ☆武内涼太(石川・星稜)春の大会で先発するなど次期エース候補。直球の最速は140キロを超え「奥川2世」の異名も。

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