【“復興球宴”振り返る】楽天公式チア元リーダー・上田亜樹さん “する側”なのに応援の力再確認

[ 2021年7月18日 05:30 ]

マイナビオールスターゲーム2021第2戦   全パ4-3全セ ( 2021年7月17日    楽天生命 )

現在も東京でチアを続ける上田さん
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 あの日、東日本大震災で被害を受けた人々を、どれだけ勇気づけ、癒やすことができたかは分からない。ただ、選手、スタッフら球宴開催に関わった全ての関係者たちはスポーツが持つ力を信じ、それぞれが、それぞれの立場で役割を全うした。あれから10年。これからも東北とともに――。

 10年前にKスタ宮城(当時)で行われた球宴の第3戦。グラウンドに飛び出した瞬間に目に映った光景が今でも忘れられない。「震災の爪痕は残っていた。でも、球場は笑顔でいっぱいでした」。楽天の公式チア「ゴールデンエンジェルス」のメンバーだった上田亜樹さんは力を込める。

 仙台市で生まれ、球団創設期のメンバーでリーダーも務めた。地元球団の一員として被災地訪問も続けたが「皆さんを笑顔にすることができず、チアにできることなんてないのかもしれない」と落ち込んだ時期もあった。だが球宴の1、2戦でもスタンドには「がんばろう東北」のボードが掲げられ、上田さんにも「頑張れ!」と激励の声も飛んだ。「普段は応援する側なのに、“応援の力”を再確認させてもらいました」と振り返る。

 現在も東京でチアとして活動する。現役メンバーには球団チアスクールの教え子も多い。コロナ下ではあるが、東北から元気を発信してほしい――。その思いは後輩たちに受け継がれているはずだ。

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