吉村府知事 米子松蔭の出場辞退問題に「鳥取の権力者の皆さん、なんとかしてあげてください」

[ 2021年7月18日 19:56 ]

大阪府の吉村知事
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 大阪府・吉村洋文知事(46)が18日、自身のツイッターを更新。全国高校野球選手権鳥取大会で優勝候補と目された米子松蔭が、学校関係者の新型コロナウイルス感染で出場辞退したことについて「鳥取の権力者の皆さん、なんとかしてあげてください」と訴えた。

 出場を辞退したことを受け、同校野球部の西村虎之助主将(3年)が18日、ツイッターに悲痛な胸中を告白。「僕たちは夏の大会に向けて、甲子園目指して、必死に練習してきました。部員から陽性者は出ていません。校長先生含め学校は最後の最後まで出場できる道を探してくれました」と関係者に感謝。その上で「試合もできずに、このまま終わってしまうのは、あまりにも辛いです。何とか出場する道を模索していただけませんか?」と無念の思いをつづった。

 また、西村主将によると保健所が開くのは午前8時30分だったが、当日のメンバー交換時間は午前8時10分。大会ではこうしたケースに対応できるような開催要項がなかったという。

 吉村知事は、西村主将の投稿に反応し「これで終わり、はあまりに酷すぎる。対策は見つけられるはずだ。この高校生の想いを大人が潰しちゃいけない。これで終わり、なら将来に夢なんて持てないよ。鳥取の権力者の皆さん、なんとかしてあげてください」とツイッターで呼び掛けた。

 西村主将の投稿は各方面で拡散され、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)や国際政治学者の三浦瑠麗氏(40)を始め、衆議院議員の小林史明氏(38)が鳥取県議と連携して対応に乗り出すことを表明するなど、識者、著名人が続々とツイッターで擁護。再検討を求めるデジタル署名活動が立ち上がるなどの動きも出始めた。

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