中京大中京・畔柳 春季大会は登板せずに終了 夏に向けて投球練習再開へ「5月中旬くらいから」

[ 2021年4月25日 19:01 ]

春季高校野球 愛知県高等学校優勝野球大会 準々決勝   中京大中京4―8星城 ( 2021年4月25日    岡崎市民 )

チームメートをサポートする中京大中京・畔柳
Photo By スポニチ

 今秋ドラフト候補の中京大中京・畔柳亨丞投手(3年)は登板することなく、大会を終え「ベンチで選手にいろいろアドバイスしたり、自分だったらどう(相手打者を)攻めるかを考えていた」と振り返った。

 今春選抜大会では1回戦から準決勝まで、1週間で410球を投じるなどフル回転し、4強進出に貢献した。リリーフ登板した準決勝・明豊(大分)戦は試合前からの右肘違和感のため、31球で降板。その後の状態が心配されていた。

 「肘は回復して、いい方向に来ています」

 選抜大会後の検査では肘に異常はなく、しばらくはノースローで調整。週3~4回の超音波治療などを行い、今大会は疲労の軽減などのため、1度も登板しなかった。すでに今月中旬にはキャッチボールを再開。投球練習については「5月の中旬くらいから、投げていきたい気持ちはある」と夏の大会を逆算したスケジュールを思い描く。

 畔柳はどこまでも前向きだ。「僕はケガした後に調子が上がってくるので、マイナスに捉えずに、しっかりトレーニングしたい」。春は全国に実力を示した。だが物足りない思いは残る。「甲子園では最後まで投げ切れなかった。全国にはいい投手がたくさんいるし、世代ナンバーワン投手になって、甲子園で優勝できるように、もう1度基礎から練習していきたい」と笑顔で話した。

続きを表示

2021年4月25日のニュース