宮崎商の“二刀流”西原 1試合3発の大暴れ!センバツの悔しさ糧に成長、仲間も「えぐい!」

[ 2021年4月25日 21:51 ]

第148回九州地区高等学校野球大会   宮崎商7―3東海大熊本星翔 ( 2021年4月25日    大分県別大興産スタジアム )

<宮崎商・東海大熊本星翔>1試合3本塁打の西原。写真は2本目の本塁打
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 選抜に出場した宮崎商は5番の西原太一外野手(3年)が1試合3本塁打の大活躍で勝利に貢献した。「凄くうれしいですし、勝ちにつながったのが良かった」と話した。

 有観客の別大興産スタジアムがどよめいた。1点リードの8回。西原は「ちょっと狙っていた」と笑った。直球を捉えた打球は左越えにこの試合3本目の本塁打。「真芯でした。(ベンチでチームメートから)えぐい!と言われました」と喜んだ。

 西原デーだった。2回に3ボールから直球を捉え先制の左越え本塁打。「詰まっていたのでレフトフライかなと思った。伸びてくれて良かった」と話した。6回は1死から変化球を捉えて左越えに2本目。「バットの先でした」と話した。3発を加えて通算本塁打を19にした。橋口光朗監督は西原の3発に「びっくりしました」と第一声。2本目の本塁打に注目し、「真っ直ぐ狙いで変化球を打った。成長したなと思った」と目を細めた。

 選抜では天理先発のプロ注目右腕、達孝太の前に2三振。3打数無安打だった。チームも1―7で敗れた。「自分のバッティングができなかった」と振り返る。宮崎に戻ってからは「打ち方を一から見直した」と修正。バットのヘッドが寝ていたのを立てることを意識。「ミート率が上がった」といい状態で大分に乗り込んできた成果を発揮した。

 4月の練習試合で最速143キロを記録するなど、二刀流の西原。さらなる活躍が期待できそうだ。

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2021年4月25日のニュース