レッドソックス・沢村 メジャー初勝利に「自信持って投げられている」「連敗止まって良かった」

[ 2021年4月25日 02:31 ]

メジャー初勝利を挙げたレッドソックスの沢村(AP)
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 24日(日本時間25日)、マサチューセッツ州ボストンの本拠地フェンウェイパークで行われるマリナーズ戦の前に、沢村拓一投手(32)が米メディアに対応した。沢村は23日(同24日)に行われた同カードでリリーフ登板し、1回1/3を1安打無失点、3奪三振に抑えてメジャー初勝利を挙げた。

 一問一答は以下の通り。

 ――スプリットの仕上がり具合は。
 「まだまだ足りない部分はあるけれども、良くはなってきている。状態はそれなりに上がってきている。自信を持って投げられている」

 ――やはりスプリットでは三振を取りにいくのか。
 「出て行った局面では三振がどうしても必要だったし、結果的に狙って三振を取れたってことはとても良かったと思う。ゲッツーを狙いたい時とかはちょっと浅く握ったりとか、来た時よりも、スピードを2、3キロ落として変化に重きを置き始めてから、いい感じになってきている」

 ――アジャストメントの中で苦労した点は。
 「体重の変化。日本では体重を維持したり、ちょっと減らしたり、多くしたりすることは僕にとってはとても簡単なことだったけど、こっちに来て最初、時差ぼけもあったりして、体重が落ちたこともある。ようやく、日によりますけど、一定の体重を保てるようになりつつある。まだ完璧じゃないけど」

 ――レッドソックスに来てから体重を増やしたのか。
 「いや、減っちゃったから、それを戻すのにちょっとだけ時間がかかった」

 ――昨日は3三振でメジャー初勝利。一番良かった点は。
 「2ボールのボール先行カウントから、スライダーを投げることなんて日本ではなかった。もちろんスプリットで三振を取れているというのは現実的にあるけれども、その中でスライダーの存在はとても大きい」

 ――前回の会見時には打者はまだ沢村投手のことを知らないと話していたが、そろそろ相手が工夫し始めている中で、どう対応しているか。
 「配球においても、考える余裕が出てきている。スプリットが止まったとしても、バットの出方だったりそういう反応を見て、投げることを楽しむことができている」

 ――体重が減ったということだが、食べ物の違いは何が一番大きいか。
 「最初、炊飯器を買うまでは米がなかった。米だったり、日常生活のストレス、違いというのは、時間が解決してくれると思っていたし、そこは無理にアジャストしようとは思っていなかった。とにかく生活に関しては時間が解決してくれる」

 ――メジャー初勝利の意味は。
 「チームの連敗が止まって、良かったっていうことだけですよ」

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