お帰り!広島・高橋昂 1031日ぶり勝利投手で「長かった。ホッとした」トミー・ジョン手術から復帰

[ 2021年4月25日 05:30 ]

セ・リーグ   広島6-3巨人 ( 2021年4月24日    東京D )

<巨・広>笑顔でウイニングボールを手にする今季初勝利の高橋昴(撮影・光山 貴大)
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 待望久しい美酒の味は格別だった。左肘手術からの復活を誓う広島・高橋昂が6回途中まで6安打3失点の粘投。18年6月28日の巨人戦以来、1031日ぶりに勝利投手となり「長かった。うれしいです。ホッとした」と喜びをにじませた。

 坂本に先制2ランを浴びるなどして2回までに3失点。以降は、しかし、粘る。会沢の指示通りに低めを突き「立て直そうと考えて実際にできた。一つレベルが上がったかな…と」と笑った。無四球もキラリと光った。

 19年2月に左肘のトミー・ジョン手術を受けた。「つらい日々がほとんどでしたが、いつかまた1軍で投げることを夢見て頑張ってきました」。花咲徳栄高時代は、自宅から学校まで往復18キロを毎日走って通学した努力家。才能が生きた。

 2点を追う4回2死一、二塁では「何としても打つ」気迫で自ら中前打を放ち、プロ初打点。2軍投手コーチ時代から知る左腕の復活星に、佐々岡監督は「リハビリする姿を見てきたからね。昂也を勝たせようという雰囲気が全体に見えた」とナインを称えた。 (江尾 卓也)

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