プロ注目左腕の報徳学園・久野 3回6奪三振快投で8強入り貢献 高校野球兵庫大会

[ 2021年4月25日 17:24 ]

春季高校野球兵庫大会3回戦   報徳学園2ー0尼崎小田 ( 2021年4月25日    高砂 )

<報徳学園・久野>報徳学園・久野は尼崎小田戦の7回から登板し、6奪三振無失点と好投
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 圧巻の投球だった。プロ注目の最速143キロ左腕、報徳学園・久野悠斗投手(3年)が1点リードの7回から登板。140キロ超の直球と切れ味鋭いスライダー主体に3回1安打無失点6奪三振の快投を演じ、勝利をたぐり寄せた。

 「相手に流れが行きかけていた試合展開だったので、しっかり自分の役割を果たそうと思いました」

 エースの役割を果たした。打線は尼崎小田の先発・平井秀典(3年)、2番手・山野井秀太(同)の前に6回までわずか1安打1得点…。嫌なムードが漂い始めた7回、背番号1がマウンドへ向かった。回の先頭から2三振を奪うなど、あっさり3者凡退に仕留め、一気に試合の空気を変えた。打っても8回1死三塁、センターへの犠牲フライを放って2点目をたたき出すなど投打に躍動。3回6奪三振の快投で接戦に終止符を打ち、8強入りに大きく貢献した。

 夏に向け、制球力向上をテーマに掲げる大型左腕。「ピッチングから攻撃に流れをつなげることができれば、自分の仕事が100%できているということだと思っています」。攻守にリズムを生み出す「攻めの投球」で、まずは春の兵庫の頂点を目指す。

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