愛工大名電に寺嶋あり リリーフ登板のエースがサヨナラ勝ち導く力投 プロ注目右腕

[ 2021年4月25日 15:22 ]

春季高校野球愛知大会準々決勝   愛工大名電5ー4東邦 ( 2021年4月25日    岡崎市民 )

<愛工大名電・東邦>リリーフで好投し、チームのサヨナラ勝利を呼び込んだ愛工大名電・寺嶋
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 エースが試合の流れを一変させた。今秋ドラフト候補の愛工大名電・寺嶋大希投手(3年)が4回から登板。5回1失点、5連続を含む9奪三振の好投でサヨナラ勝利を呼び込んだ。

 劣勢で出番は回ってきた。先発・田村の後を受け、0―3の4回から登板。冷静にマウンドへと向かった。

 「流れを変えるために、3人で終わりたかった。まずは先頭を切って、打たせて取るように。平常心で行けました」

 4回を3つの飛球で3者凡退で終えると、尻上がりに調子を上げた。自己最速にあと1キロに迫る、最速146キロ直球を軸にカーブ、スライダー、チェンジアップを絶妙に使い、9奪三振。2―4の8回2死三塁、代打を送られて交代したが、この回に味方が同点に追いつき、9回にサヨナラ勝ち。好投で攻撃のリズムを整え、大きく勝利に貢献した。

 1メートル79、76キロと均整の取れた体。バランスのいい投球フォームから投じるキレのある直球にスカウト陣の評価も高い。プロを志望する右腕は「人生がかかっていますし、チームの事を最優先し、アピールも続けていきたい」と表情を引き締めた。

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