「プロの世界で耐えられるか」 母の心配は杞憂に 阪神・佐藤輝はヤジも乗り越え大きく成長中

[ 2021年4月25日 07:30 ]

セ・リーグ   阪神13-1DeNA ( 2021年4月24日    甲子園 )

<神・D(5)>ライトスタンドのファンにあいさつに向かう佐藤輝(右)と伊藤将(中央)(撮影・坂田 高浩)
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 【記者フリートーク】昨年の関西地区大学野球選手権を取材した際、佐藤輝の母・晶子さん(48)から聞いた言葉を思い出した。「あまり、もまれて生きていないので、プロの世界で苦しいときに耐えられるか。根は真面目な子なんで、大丈夫だと思うんですけど…」。新たな世界で戦う愛息を心配していた。

 豪快な打撃に付随する両リーグワーストの40三振、マイペースな振る舞い…。良くも悪くも周囲の目を引きつける大物新人だ。23日のプロ初失策にはネット上、さらに球場でもコロナ下で禁止されている観客席からのヤジも飛んだと聞く。首脳陣は主力としての自覚を促し続け、本人も挽回の一打でファンを歓喜に導いた。苦い経験が、佐藤輝をより大きくさせると信じている。(阪神担当・阪井 日向)

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