慶大のリードオフマン・広瀬が復調マルチ 堀井監督に「良かったですか?」

[ 2021年4月25日 13:51 ]

東京六大学野球・第3週第1日   慶大4―1明大 ( 2021年4月25日    神宮 )

<明大・慶大>勝利し喜ぶ慶大ナイン(撮影・小海途 良幹)
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 ベンチに戻ると、左端で腕組みをする指揮官に言った。

 「良かったですか?」

 慶大の1番に座る広瀬隆太内野手(2年)は、前日の明大1回戦で5打数無安打。3度、空振り三振に倒れていた。堀井哲也監督は苦しむリードオフマンに、こう言った。

 「ボール球を振っているだけ。振ってないよりはいいよ」

 楽な気持ちで臨んだこの日の2回戦。初回、先頭で左翼フェンスを直撃する二塁打で出塁し、4番・正木智也内野手(4年)の左中間二塁打で先制のホームを踏んだ。その足で、堀井監督にはどう映ったかを聞いた。9回にも左中間二塁打を放ち2安打をマーク。打席では「しっかり投手を両目で見る。基本的なことですけど、そこを修正した。(監督の言葉で)消極的にならずにいけた」とアドバイスに感謝した。

 1番として心掛けていることは?そんな問いに、広瀬は即答した。

 「初回に打って、仲間を勇気づける。凄い大事な打順だと思います」

 1番打者に、笑顔が戻った。(川島 毅洋)

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