広島・菊池涼 全員の勝ちたい気持ちを「バットに込めて打席に」 3安打&決勝犠飛で乱打戦制す

[ 2021年4月25日 18:15 ]

セ・リーグ   広島9―8巨人 ( 2021年4月25日    東京D )

<巨・広>9回1死三塁、勝ち越しの中犠飛を放つ菊池。投手・中川(撮影・光山 貴大)
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 広島が両軍合わせて26安打17得点という巨人との乱打戦を9―8で制して2連勝。勝率を5割に戻すとともに、リーグ3連覇を狙う巨人戦を2カード連続で勝ち越した。

 6点リードを8回に追いつかれ、迎えた直後の9回。決勝点を挙げたのはリーグ打率トップを走る1番・菊池涼のバットだった。この回、マウンドに上がった巨人6番手左腕・中川に対し、先頭・小園の代打に出た中村奨が右中間二塁打を放って出塁。代打・三好がきっちり送りバントを決めて1死三塁とすると、それまですでに3安打していた菊池涼は中犠飛でしっかりと決勝点を叩き出した。

 8―2での楽勝ムードから一転、8回に一挙6点を失って追いつかれる苦しい展開。「いや…ホントしんどかったです」と疲れ切った表情で振り返った菊池涼は、それでも「いや、もうホントに最後(中村)奨成もよく打ってくれたし、本当に緊張な場面でね、三好がしっかりバント決めてくれたんでね。みんなのやっぱ勝ちたいっていう思いをね。バットに込めて打席に入りました」と振り返った。

 今季は開幕16試合連続安打をマークするなど、攻守ともに絶好調。試合前の打率・349からこの日の5打数3安打1打点でさらに・360と打率を挙げ、5本塁打、11打点と打撃3部門で好結果を残しているが、好調の秘訣を聞かれると「分かんないです、はい」と照れ笑い。今後の戦いに向けても「本当に打てるように頑張ります」と謙虚に話していた。

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