マー君に聞く　震災から10年、仙台で白星「一緒に東北、日本を盛り上げていけたら」

パ・リーグ   楽天2ー1西武 （ 2021年4月24日    楽天生命 ）

＜楽・西＞NPB通算100勝を達成した田中将は笑顔でボードを掲げる（撮影・白鳥　佳樹）
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　楽天・田中将大投手（32）が24日、本拠地・仙台での西武戦で6回3安打1失点と好投し、日本球界復帰後初勝利を飾った。13年11月3日の日本シリーズ第7戦以来2729日ぶりの本拠地登板で日本通算100勝目。177試合目の100勝到達は2リーグ制以降では史上最速となった。以下、試合後の主な一問一答。

　――1カ月遅れての本拠地での登板。思いも強かったのでは？
　「開幕前にケガした時は自分でも驚き、なんで今なんや？というのはあった。遅くなってしまったが、また戻ってこられてマウンドに上がれて良かった」

　――投球内容は？
　「粘り強く我慢しながら、何とか1失点で切り抜けられたという感じですかね。前回の反省を踏まえ修正してきたし、特別良かったわけではないがゲームの中でうまくアジャストして投球できた」

　――震災から10年という節目で、仙台で初勝利を挙げた。
　「そこは見てくださっている方々がどう思うかというところ。僕はできること、毎試合ベストを尽くして最後まで戦う。それしか僕にはできないので。そこで一緒に、東北ないしはまた日本を盛り上げていけたらと思う」

　――今後へ向け。
　「出遅れてしまったので、巻き返せるように。他の投手に負けないように、また皆さんと喜びを分かち合えるように頑張りたい」