オリックス 中嶋監督が就任会見「何とか強くしたい」 最下位からの逆襲へ「根本的なことから」

[ 2020年11月12日 14:00 ]

オリックス・中嶋聡氏
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 オリックスは12日、来季監督に中嶋聡監督代行(51)が正式に就任すると発表した。

 中島監督は大阪市内の球団施設で就任会見に出席。「正直、荷が重い気でいっぱいでしたが、このチームを何とか強くしたい、このチームで勝ちたい気持ちがありました。微力ながら、力を力を貸せたらと思いました」と所信表明。2年連続の最下位からの逆襲へ、「基礎中の基礎、根本的なことからやっていきたい。それがいつか実を結んだら。特効薬はないと思っています」とし、「(目標は)Aクラスだと思っていたら、そこ(優勝)には届かない、優勝を本気で意識して目指さないと駄目。まずは優勝という言葉を常に意識してほしいなと思います」と、来季25年ぶりのリーグ優勝へ意気込みを示した。

 中嶋監督は8月21日の西武戦から指揮を執り、監督代行の戦績は67試合29勝35敗3分け。24年連続のV逸、2年連続最下位に沈んだが、育成出身の大下や、漆原ら若手を積極起用。球団は新指揮官の育成手腕を評価した。

 中嶋監督の就任会見後に、福良GMが報道陣の代表取材に対応。中嶋監督について、「(今季の)戦いを見て、ということはありました。育成という部分ではやってくれたというのはある。優勝ですよ、もちろん。そこを目指すしかないですから」と期待した。

 ◆中嶋 聡(なかじま・さとし)1969年(昭44)3月27日、秋田県出身の51歳。秋田・鷹巣農林から86年ドラフト3位で阪急に入団。その後、西武、横浜(現DeNA)を経て04年に日本ハムに移籍。07年からバッテリーコーチを兼任し、15年限りで現役引退。その後、日本ハムのGM特別補佐、バッテリー兼作戦コーチを経て、昨年オリックスの2軍監督に就任した。
 現役時代の通算成績は1549試合、804安打、55本塁打、349打点。1メートル82、84キロ。右投げ右打ち。

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