楽天・立花球団社長が説明 石井GM兼監督には「すべてにおいて彼の力が必要」「全員でサポート」

[ 2020年11月12日 19:31 ]

楽天の石井一久監督(左)と立花陽三球団社長(18年8月撮影)
Photo By スポニチ

 楽天の立花陽三球団社長はオンライン会見で、石井一久新監督誕生への経緯を説明した。報道陣とのやりとりは以下の通り。

 ─監督就任の経緯は。
 「11月7日にシーズンが終わりました。振り返り反省をいたしました。今後どうやったらチームを強く、優勝できるチームができるか。最終的には、10日に役員と話をして石井さんに1軍監督のお願いを致しました。やはり、我々のチームを見てきて、よく選手を知っていること。今まではユニホームは着てない形でチームをけん引していたが、今後はユニホームを着て、石井さんの考える野球をぜひファンの皆様に届けられたらという思いでお話をさせていただいた。11日に石井さんと三木さんから、それぞれ内諾いただいた」

 ─石井一久氏とは。
 「シーズン中も、後も、改めて自分たちのチームの力量と課題はかなり話し合ってきた。そういうところの弱点を埋めていかないと、そう簡単には勝てない。優勝できない。一つずつ丁寧にクリアして。なんとしてもチームを強く、ファンの皆さんに喜んで頂けるシーズンにしたい」

 ─新監督への期待は?
 「非常に明るい方なのでそこはぶれずに厳しさも必要だと思う。両面を持って楽しくかつ厳しく。今年は1点差負けも多かった。そういうことがないような厳しい野球をやってもらいたい」

 ─GM職は?
 「引き続き、組閣とかそういうことにも中心に入って頂こうと考えている。中長期的にチームを強くする。短期的にも強くするという意味で、すべてにおいて彼の力が必要だと考えている。大活躍してもらいたい」

 ─石井監督からはどんな言葉を。
 「彼が先ほど、まさに決意という言葉を使った。私には口では言わないけど、簡単に受け入れる話ではなかったと思っている。かなりの葛藤がある中で、今回の決断をしてくれたと思っている。異例ということはあるが、我々は歴史が深い球団ではない。まだまだ課題は多い。そういった意味で批判も多いと思う。立ち止まることなく、これからも新しいスタイルというか、そういうことにもチャレンジしながら、結果でお返しするしかない。彼の決断を含めて全員でサポートしたい」

続きを表示

2020年11月12日のニュース