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帰ってくる日本シリーズ男!巨人・原監督 亀井のスタメン起用示唆「そのつもり」

[ 2020年11月12日 05:30 ]

昨年の日本シリーズ第3戦で2打席連続のホームランを放ち、ベンチを指さす亀井
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 21日に開幕する日本シリーズで、左足内転筋の張りを訴えて離脱中の巨人・亀井善行外野手(38)が戻ってくる。原辰徳監督(62)がみやざきフェニックス・リーグに参戦中のベテランをスタメンで起用する構想を明かした。シリーズは過去5度の出場で通算4本塁打を誇り、昨年は敢闘賞も受賞した「シリーズ男」が、8年ぶりの日本一に導く。

 帰京のため訪れた新神戸駅のホーム。日本一奪還に向けたオーダーを頭に巡らせる原監督が一端を明かした。鍵となるのは野手最年長38歳の亀井だ。日本シリーズでスタメン復帰する可能性について「できると思います。そのつもりだから彼は向こう(宮崎)に行った」と言及した。

 ソフトバンクに屈辱の4連敗を喫した昨季のシリーズ。坂本、丸、岡本が本来の力を発揮できない中、亀井は1番打者として気を吐き、2本塁打で敢闘賞を受賞した。通算4本塁打は松井秀喜、阿部慎之助(現2軍監督)に並ぶ球団8位タイで、現役選手では同最多だ。日本一に輝いた09年は優秀選手賞を受賞しており、「シリーズ男」と呼べるだろう。

 今季も勝負強さは健在だ。9月21日広島戦で本塁に滑り込んで負傷するまで、得点圏打率は・448。離脱した10月は今季初の月間負け越しを記録するなど、優勝間近で足踏みしたことからも存在の大きさは分かる。志願参戦のフェニックス・リーグでは8日からDHで実戦復帰。10日に復帰後初安打した朗報が届いた指揮官も「1本打ってるしね。調子はいい」と期待する。

 シリーズ開幕1週間前の14日にDeNAと今季最終戦を行う。「前哨戦」として位置付け、先発はエース菅野を予定。勝てばセの全5球団から勝ち越す「完全優勝」が決まる。野手もベストメンバーを組むが、原監督は「今ベストがどこなのか?」と言う。6番打者を「課題」としているからで、亀井のシリーズでの6番起用を「いいと思います」と言った。ベテランの復帰が課題を解消させる。

 次のステップは、実戦での守備復帰。慎重を期すストイックな姿勢も、信頼を寄せる理由である。合流時期について原監督は「本人次第。体、コンディションということ」と話し、直前まで若手に交じって実戦を踏む可能性もある。(神田 佑)

 ≪現在在籍選手で最多4本塁打≫亀井(巨)は昨年のソフトバンク第3戦でシリーズ初の初回先頭弾を含むマルチ本塁打を達成するなど、日本シリーズ通算4本塁打をマーク。巨人では王貞治の29本(プロ野球記録)を筆頭に、松井秀喜、阿部慎之助らに並ぶ8位タイで、現在在籍する選手では坂本、岡本、大城の各1本を上回る最多本数だ。

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