【大谷翔平単独インタビュー 完全版(2)】二刀流の将来は「いけるところまで。一年一年が勝負」

[ 2020年11月12日 17:00 ]

エンゼルス・大谷 単独インタビュー(1)

エンゼルス・大谷
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 メジャー3年目のシーズンを終えたエンゼルスの大谷翔平投手(26)が、オンライン取材でスポニチ本紙の単独インタビューに応じた。日本ハム時代から担当7年目を迎えた本紙MLB担当の柳原直之記者(35)が、本音に迫った。「スポニチ アネックス」では、紙面に入らなかった部分も盛り込んだ完全版をお届けします。

 ――カブス・ダルビッシュは34歳で全盛期を迎えている。肉体、技術的ピークに対する考え方は変わったか?
 「肉体的なピークもあるでしょうし、技術的にもフィジカルとかみ合っていく時期は必ずあると思う。そこに向けて頑張ろうというのは、全く思っていない。毎年ピークだと思って頑張るし、今年がベストの年だと思ってやるからこそ、ピークに達した時により良くなるんじゃないかなと。先のことはもちろん考えたりしますけど。そんなにそこに向けて考えているばかりでもなくて。純粋に毎年、毎年良い年にするためにやっているという感じですかね」

 ここで画面がフリーズ。オンラインならではのハプニング。「聞こえています?」と大谷。「ちょいちょいフリーズするんです」と答えると「こっちは、聞こえていますよ全部。そっちの問題です。ハハハ」。笑われているうちに、通信は正常に戻った。

 ――その考え方を含めて二刀流は何歳までやりたいと?
 「うーん…。いけるところまでやりたいなと、もちろん思っています。例えばもう一回ケガをして、年齢的なものを考えて打つ方に専念した方が選手としてもチームとしてもいいのかな、と思う時期が来るのかもしれない。最後まで健康にどちらもやって、ただ単に実力がなくて引退するっていう時がくるのかもしれない」

 ――将来的に一方に絞る可能性がある。
 「可能性のある話として考えはしていますけど、必ずこうあるべきだというのは特には考えていないです。一年一年が勝負の年だと思って、ダメだったらダメだったで来年につなげるのか、もう無理だと思ったら引退するのか。それくらい出し切る気持ちで毎年やることがまずは大事だと思っています」

 ――二刀流継続は肉体的な部分とチームの需要が大事。
 「どちらもですね。もう限界にきているのか。もう投げられないとなったらば、じゃあ打つ方でやればいいじゃないかと思う時がもしかしたら来るかも知れない。バッティングに限界が見えて、ピッチャーの可能性がもっともっと広いと思うのであれば、ピッチャーだけをやるということもあるかもしれない。誰も先が見えているわけではないので」

 ――どちらかに絞るとしても、投打どちらかは分からないということ。
 「それが分かっていればいいと思うんですけど。誰も先が見えているわけではないので」

 大谷を見続けて7年。二刀流の将来にここまで踏み込んだ答えが、返ってきたことはなかった。「例えばもう一回ケガをして」は、逆に“もうケガはできない”という強い覚悟と責任感。若手でもベテランでもない26歳になった、成長のひとつだと感じた。

 ――来季について。
 「毎年ベストな年になるように。結果もそうですし、自分のそのやり切ったと思える年に毎年できるように。そういう意味では今年は全然、やり切ったとは思える年ではなかった。結果ももちろんそうでしたけど。そういう一年にしたいと思っているので、今から頑張りたいなと思っています」

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