ダルビッシュに3人が1位票 前田には18人が2位票 ビーバーは史上10人目の満票受賞

[ 2020年11月12日 09:29 ]

ア・リーグのサイ・ヤング賞に輝いたインディアンズのシェーン・ビーバー(AP)
Photo By AP

 サイ・ヤング賞の投票は1~5位までの5人連記で行われ、1位7点+2位4点+3位3点+4位2点+5位1点のポイント合計で受賞者を決定。勝利数(8)、防御率(1・63)、奪三振(122)といずれもメジャー1位だったインディアンズのシェーン・ビーバー(25)は1位票(30人)のみの210点で、“満票”での選出はア・リーグでは2011年のジャスティン・バーランダー(37=当時タイガース、現アストロズ)以来、9年ぶり、史上10人目となった。

 6勝1敗、防御率2・70という好成績を残したツインズの前田健太(32)は1位票こそなかったものの、18人が2位に票を投じ、3位が4人、4位が2人、5位が4人で次点の92点。「2位4人+3位7人+4位5人+5位4人」で3位となったブルージェイズの柳賢振(33=5勝2敗、防御率2・69)には41点差をつけた。

 ア・リーグで2位票を得たのは前田と柳以外では50点で4位のゲイリー・コール(30=ヤンキース、2人)、46点で5位のダラス・カイケル(32=ホワイトソックス、5人)、22点で6位のランス・リン(33=レンジャーズ、1人)の3人。ポイントを得たのは計11人だった。

 レッズの投手として初めてナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したレッズのトレバー・バウアー(29)は防御率こそビーバーに次いで今季リーグ2位の1・73だったものの、5勝4敗という成績が影響して満票とはいかず(1位票は27人)、2位票が3人で201点。そのバウアーを2位にした3人はいずれも8勝3敗(防御率2・01)だったカブスのダルビッシュ有(34)に1位票を投じた。

 ダルビッシュは1位票3人+2位票24人+3位票2人で123点。3位はメッツのジェイコブ・デグロム(32=4勝2敗、防御率2・38)で2位票3人+3位票23人+4位票4人で89点。ポイントを得たのは計12人だった。

続きを表示

この記事のフォト

2020年11月12日のニュース