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ツインズ投手コーチ “サイ・ヤング賞2位”マエケンの来季に太鼓判、ポイントは“直球の進化”

[ 2020年11月12日 23:33 ]

ツインズの前田(AP)
Photo By AP

 大リーグは11日(日本時間12日)、今季のサイ・ヤング賞を発表し、ナ、ア各リーグで最終候補3人に残っていたカブスのダルビッシュ有投手(34)、ツインズの前田健太投手(32)がともに2位で日本選手初受賞を逃した。ナはレッズで最優秀防御率に輝いたトレバー・バウアー投手(29)が27人の1位票を集め、アは最多勝など主要3部門を独占したインディアンスのシェーン・ビーバー投手(24)が満票でともに初選出された。

 ツインズのウェス・ジョンソン投手コーチがサイ・ヤング賞投票2位の前田の来季に期待を寄せた。「この1年の活躍からすればふさわしい栄誉。ただ私はケンタがサイ・ヤング賞のファイナリストに残るのはこれが最後ではないと考えている。本人が望めばMLBで遊撃手が務まるほど身体能力が高いし、メンタル面でも常に上のレベルにいきたいという向上心が旺盛。伸びしろがあるし、来季も今季と同じように活躍できる」と太鼓判を押した。

 同コーチが具体的に例に挙げたのは取り組み始めた直球の進化。「シーズンの終盤、もっとまっすぐがライズするように変えたいと考えて、3回ほど取り組んだが、早くも効果が出て、ポストシーズンではよくなっていた。普通はそんなに早く良くはならない。それが可能なのは彼が優れたアスリートで、体を巧みに使えて、さらに学ぶ意識が高いから」と称えた。

 前田は来年で33歳になるが、来春のキャンプで引き続き直球の進化に取り組み、最大の武器であるスライダーとチェンジアップをさらに打ちにくくする考えだ。

 加えて、前田が一流の仲間入りを果たせた理由について、ロコ・バルデリ監督を筆頭にツインズのスタッフが心がけたことがあったのだという。同コーチは「我々は健太が健太らしくいられるように気を付けた。ドジャースがどうと言うわけではないが、私たちは健太を先発ローテーションの軸になる投手だと考えて、初日からそういう気持ちで接した。健太に自由を与え、彼が彼のパーソナリティー通りにチームにいられるようにと考えた。それができれば、いい結果につながると。その通りだった」と説明した。

 同コーチは前田に関して来季はポストシーズンも含め、37試合くらいの先発を想定。「健太にはそのための身体と心の準備をしておいてもらいたいと言っている。彼ならできる」と期待した。(奥田秀樹通信員)

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