楽天ドラ1早大・早川、復興の象徴に!3・11千葉の自宅津波被害「野球で勇気を」

[ 2020年11月12日 05:30 ]

楽天からドラフト1位指名を受けた早大・早川(撮影・篠原岳夫)
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 楽天からドラフト1位で指名された早大・早川が「復興の象徴」になることを誓った。太平洋に面する千葉県横芝光町出身。11年3月11日の東日本大震災で沿岸部で津波による被害が発生した。早川は当時、小学6年生。自宅は高台にあったが床上浸水したといい「実家の目の前が港で周りの悲惨な光景でもん絶した」と振り返る。

 13年の楽天のリーグ優勝を決めた試合や日本シリーズはテレビで観戦し「田中将大投手が投げている姿を見て、誰かのためにという思いがあれば力を発揮できるんだなと感じた」と話す。来年3月11日で震災からちょうど10年の節目を迎える。「思うように生活できない人もまだまだ多いと思う。野球で勇気を与えられれば。そういう使命で楽天に指名されたと思う」と早川。被災地に夢と希望を届ける存在になる。(重光 晋太郎)

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2020年11月12日のニュース