広島・佐々岡監督「本当に申し訳ありません」と5位を謝罪 退団の小窪は「一生忘れません」とファンに感謝

[ 2020年11月11日 21:15 ]

セ・リーグ   広島2―3中日 ( 2020年11月11日    マツダ )

<広・中>今季最終戦を終え、あいさつする佐々岡監督
Photo By 代表撮影

 2016年から18年にセ・リーグ3連覇した広島は今季最終戦となった中日戦(マツダ)に2―3で敗れ、5位が確定。佐々岡真司監督(53)就任1年目の最終成績は52勝56敗12分けの借金4だった。

 試合後の最終戦セレモニーでマイクの前に立った佐々岡監督は「今年は新型コロナウイルスの影響で今まで経験したことのないシーズンでした。この状況の中、死力を尽くしてくださった医療従事者の皆さん、そして多くの関係者の皆さん、本当にありがとうございました。改めまして、ファンの皆さんの声援に支えられているんだなと感じた一年でもありました。そんなファンの皆さんのご期待に応えられず、本当に申し訳ありません。この悔しさを来年、チーム一丸となって優勝目指して頑張ります」と5位に終わった謝罪も含めてあいさつ。「また、来シーズンも温かいご声援をよろしくお願いします。一年間、本当にありがとうございました」とファンに感謝のメッセージを送ると「そして、最後に小窪選手から皆様にあいさつがあるということでマイクを渡します」と今季限りで自由契約となり、移籍先を探すことになった小窪哲也内野手(35)にバトンタッチした。

 これを受け、8回に代打で右前打を放ち、すがすがしい表情でマイクの前に立った小窪は「ファンの皆さん。13年間本当に熱い声援ありがとうございます。そして、このような決断をした僕に対して、きょう熱い声援を送っていただいたことは一生忘れません。きょうでカープのユニホームを着て試合をするのは最後だと思いますが、また皆さんの前に元気な姿を見せられるようにこれからも頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします。13年間ありがとうございました!」と惜別スピーチ。チームメート、ファンに愛された元カリスマ選手会長にはスタンドから惜しみない拍手が送られていた。

続きを表示

2020年11月11日のニュース