中日の強力救援陣を支えた祖父江と福 最優秀中継ぎのタイトル確定

[ 2020年11月11日 21:52 ]

セ・リーグ   中日3―2広島 ( 2020年11月11日    マツダ )

中日・祖父江(左)と福
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 竜が誇るセットアッパー2人が揃って初タイトルを獲得した。

 中日の祖父江と福が、30ホールドポイントでヤクルト・清水とともに最優秀中継ぎのタイトルが確定した。

 この日は両腕とも出番がなかったが、チームトップの54試合に登板し、防御率1・79と安定した成績で「8回の男」として活躍した祖父江は「嬉しいです」と喜びの声。

 今季好調の要因を「コロナ禍で開幕が遅れて、その期間でしっかり調整し、いろんなことに挑戦できたのが良かった」と分析。スライダーが持ち味の右腕は「スライダーを生かすため、シュートを習得出来て、幅が広がった」と明かした。

 福は55試合に登板し、防御率3・55。シーズン最終盤は疲労が見えたものの7回を任せられ、ブルペンを支えた。初のタイトルに「僕なんかが、というのが率直な感想」と謙虚。

 左肩の故障で17年オフには一時、育成選手となったものの見事に復活を遂げ「肩が壊れたとき、選手として終わったと覚悟した。こうして名を残せるのは感慨深い」としみじみと話した。

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2020年11月11日のニュース