阪神・藤浪 能見に感謝「野球観にすごく影響を与えてくださった」 5回無失点で来季に光

[ 2020年11月11日 22:44 ]

セ・リーグ   阪神1-0DeNA ( 2020年11月11日    甲子園 )

<神・D24>    阪神ラスト登板を終えた能見(右)を迎える藤浪    (撮影・成瀬 徹)  
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 阪神の藤浪晋太郎投手が先発し、5回87球を投げ4安打無失点。17年4月27日のDeNA戦以来の甲子園白星はお預けとなったが、5回には3者連続三振を奪うなど毎回の9Kで今シーズンを締めくくり、来季へつながる好投を見せた。

 「悪くはなかったですね。抜群にいいですとも言えないですけど、いい感じで投げられたので来季につなげられるようにしたいと思います。いいシーズンだったわけではないですけど、良くなるためのきっかけのシーズンにしたい」

 2回以外は走者を出したが、四球も2と抜け球もほとんどなく、奪三振ショーを繰り広げた。直近の先発3試合で計15回を1失点(自責点0)と完全に復調傾向。「配球面だったり、真っすぐがシーズン通して悪くなかったので、変化球とかその辺の精度が高かったり、一つ良かったところかなと思います」と手応えをにじませる。猛虎の覇権奪回に、この男は絶対に欠かせない。

 去りゆく大先輩の花道も飾ることができた。藤浪の力投から8回の岩貞まで、執念の無失点リレーで最終回の能見につないだ。「1年目から、自分が入団してからずっと本当にいろんなところでお世話になりましたし、能見さんの練習に対する姿勢だったり、投手としての考え方だったり、そういうところで影響を受けた方だった。本当に感謝していますし、自分の投手観だったり野球観というところですごく影響を与えてくださった」とあふれる感謝の言葉を並べた。

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2020年11月11日のニュース