中日・大野雄がFA権行使せず残留表明「ドラゴンズで優勝したい」 複数年、総額10億円契約

[ 2020年11月11日 20:37 ]

<広・中>試合前、円陣に加わり話を聞く大野雄(中央右)(撮影・椎名 航)
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 中日の大野雄大投手(32)が11日、今季取得した国内FA権を行使せずに残留することを表明。「ドラゴンズで優勝したい。チームを勝利に導くこと、すなわち優勝に導くことが恩返し。そこを目指したい」とチームへの愛情が決め手になったことを明かした。

 球団とは約1カ月前から下交渉を開始。総額10億円近い複数年契約を結んだとみられ「思っていたより、いい提示をしていただいた」と納得の表情。

 FA宣言をし、他球団の評価を聞くこともできたが「1試合1試合、投げる度にこのチームでやりたい感情が生まれてました」とドラゴンズ愛を強調し、権利を行使せずチームに残る道を選択した。

 早期の残留表明も「チーム編成のこともある。早く決めた方が、球団も次に動きやすいと思った」と球団への配慮と説明した。

 今季は連続イニング無失点記録を球団新の45まで伸ばし、5年ぶりとなる2桁11勝をマーク。この日の広島戦で登板はなかったが、防御率1・82で2年連続最優秀防御率のタイトルが確定。148奪三振もリーグトップで2冠をほぼ手中に収めている。

 チームは今季8年ぶりにAクラス入り。「来年に間違いなくつながる。優勝をはっきり目指せる」と大野雄。エースとしてチームを10年ぶりのリーグ制覇に導く覚悟だ。

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2020年11月11日のニュース