「このバットじゃないと打てない」 西武1位の桐蔭横浜大・渡部の相棒

[ 2020年11月11日 14:59 ]

第16回関東地区大学野球選手権大会 準決勝   桐蔭横浜大8―1共栄大 ( 2020年11月11日    横浜 )

<桐蔭横浜大・共栄大>5回2死二塁、桐蔭横浜大・渡部は適時二塁打(撮影・小海途 良幹)
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 第16回関東地区大学野球選手権大会は11日、横浜スタジアムで準決勝が行われた。桐蔭横浜大が8―1で共栄大を下し、決勝に駒を進めた。 

 西武からドラフト1位指名を受けた渡部健人内野手(4年)は「4番・三塁」で先発し、4打数2安打1打点の活躍で勝利に貢献した。共栄大の最速151キロ右腕・小向に対して、第2打席で中前打、1―0の1点リードで迎えた5回の第3打席は2死二塁から、小向の143キロ直球を弾き返し、センターのフェンスに直撃する適時二塁打を放った。逆風を切り裂いたライナーでの一打を「少し詰まったが、押し返すことができた。自分の打撃ができました」と振り返った。

 今秋のリーグ戦は持ち前の長打力でリーグタイ記録の1シーズン8本塁打と同新記録の23打点を記録した。急成長の要因を「秋前に中村さんの映像を見て脱力打法をまねした」と言うが、脱力打法を可能にしたのが昨秋に出会った日本ハム・中田翔外野手モデルのバットだ。

 85センチ、880グラムのバットはグリップがやや太くなっているため強く握らずにフィットし、「力をいれずに振ることができるようになった」と脱力打法を可能にした。重量も軽めのためバットコントロールが容易で、押し込む打撃を可能にしたという。相棒に対して「このバットじゃないと打てないと思います」と最大級の信頼を寄せた。

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2020年11月11日のニュース