巨人・原監督 坂本、中島と「対戦させたかった」 8回代打出さず継投で球児引退試合に特別な演出

[ 2020年11月11日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人4-0阪神 ( 2020年11月10日    甲子園 )

<神・巨>9回無死、坂本は空振り三振に倒れる(投手・藤川)(撮影・椎名 航)
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 巨人・原監督が藤川のために、特別な演出を施した。9回に代打で坂本、中島を送り「うちを代表する選手と対戦させたかった」と説明した。8回に投手の桜井をあえて打席に立たせ、その裏の守りで高橋に継投。野手を温存し、9回の代打とその裏の守備交代につなげた。09年WBCでは監督と選手の立場で世界一に。「1球に懸ける思いで投げ抜いた。気持ちのこもった全力投球。歴史に残る選手の一人」と称えた。

 148キロ直球にフルスイングで空振り三振した坂本は「僕が出だしの時からスーパーピッチャー。打席に立ったのは光栄なこと」と感無量だった。中島は146キロに空振り三振を喫し「手が出てしまうような伸びる球だった。狙って三振を取るのは凄いなと、いつも思っていた」と話した。(神田 佑)

 ▼巨人・重信(藤川の現役最後の打者。146キロ直球に二飛)藤川さんのような偉大な投手と対戦できて本当に光栄です。

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