“逃がさんぞ”阪神・大山 3日ぶり岡本に並ぶ25号 ベンチの矢野監督が「25サイン」で出迎え

[ 2020年10月12日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4-3DeNA ( 2020年10月11日    甲子園 )

<神・D(20)> 5回1死一塁、大山は逆転2ランを放つ (撮影・後藤 大輝)
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 三たび、追いついた! 阪神・大山悠輔内野手(25)が11日のDeNA戦で25号2ラン。セ・リーグトップを走る巨人・岡本和真内野手(24)に3日ぶりに並んだ。2本の二塁打を放ち長打3本の今季8度目の猛打賞で、チームを逆転勝利に導いた。

 さあ、つかまえた。大山が2―3の5回1死一塁から左越えに逆転決勝の25号2ラン。21号、24号、そして三たび、セ・リーグトップの巨人・岡本に並んでみせた。

 「何とかしようという気持ちがあった。初球とは一緒ではなく、ちょっと意識を変えていたのがうまくいった。追い込まれていても冷静にという自分もいたので、失投を一発で仕留められた。一番は必死さが大事だと思いました」

 上茶谷と戸柱のバッテリーが真っすぐとカットボールを外角低めに集めてきた。角度を付けられる、ましてや飛距離を伸ばせるようなコースにはなかなかこなかった。しかし、6球目のスライダーが外角低めに構えられたミットのところに曲がりきらず甘くなった1球を見逃さなかった。

 ニコリともせず淡々とベースを一周したが、ベンチで矢野監督が左手で「2」、右手で「5」をつくって出迎えてくれて、ようやくホオを緩めた。5日の巨人戦で岡本に並ぶ24号を放って以来、5試合、24打席ぶりの高ぶり。この間、岡本が8日に先に単独25号としていたが、3日ぶりのキング弾となった。

 「(タイトルについては)個人的にはチームの勝利のために必死にやっていればおのずと自分の結果も良くなってくると思っている。それを信じてやっていますし、その中でどうやって貢献するかと思っている」

 この状況で意識しない選手などいないが、決して口に出すタイプではない。2回先頭では同点を呼び込む左中間二塁打、8回先頭でも右翼線に二塁打。3本の長打が勝利につながった事を喜ぶのが大山という男なのだ。

 それでもリーグ優勝の可能性が低くなったいま、ファンは宿敵巨人の4番打者を打ち負かしての大山の個人記録に期待する。球団では86年バース以来34年ぶりの本塁打タイトル。日本人では84年の掛布雅之以来36年ぶり。「残りの試合も本当に少なくなってきているので、一戦一戦大事に戦っていきたいと思っています」。阪神残り24試合。巨人25試合。セ・リーグの本塁打争いがますます面白くなってきた。(長谷川 凡記)

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