巨人敗れるも戸郷好投でVへ収穫 原監督、6回2死二塁での高橋勝負は期待ゆえの「私のミス」

[ 2020年10月12日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人0―7中日 ( 2020年10月11日    ナゴヤD )

<中・巨>4回、高橋に先制適時打を打たれ、炭谷(左)から声を掛けられる戸郷(撮影・椎名 航)
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 20歳右腕に選択を委ねたのは、期待の表れだった。巨人・原監督が「やっぱりあそこは強い意志で歩かせて、6番勝負だった。私のミス」と責任を背負ったのは、0―1の6回2死二塁だ。

 マウンドには戸郷、打席には5番・高橋。前の打席で先制中前打を浴びていた好打者を迎え、宮本投手チーフコーチがマウンドへ。「インサイドの厳しいところにきっちりいけば大丈夫。ボール、ボールとなったら歩かせよう」と確認。1点差の場面も、高卒2年目右腕に託した。

 初球。捕手・炭谷の構えはボール気味の内角低め。だが、直球が高めに浮いた。右翼線への適時二塁打。「1点が重い試合展開だったので、もっと粘らなければいけませんでした。一球一球を見つめ直したい」と反省したが、6回4安打2失点と試合はつくった。

 3連続四球で3回途中で降板した前回登板を教訓に、制球重視。普段は150キロ超えの直球をこの日は最速149キロに抑えた分、2四死球にとどめてストライクを先行。原監督に「ボールそのものの精度も非常に良かった。ナイスピッチング」と評価された。

 打線の援護がなく5敗目。8勝で並んでいた広島・森下を新人王争いでリードできなかった。ただ、クオリティースタート(6回以上、自責点3以下)は今季15戦で8試合目。チームで13勝の菅野に次ぐ白星を積み上げているからこそ、さらなる成長を期待し、指揮官も「新人王を獲るぞ」とハッパをかける。

 2位の阪神が勝利したため、優勝マジックは12で足踏み。リーグ連覇の先には日本シリーズが控え、先発が予想される。「糧としてくれるでしょう」と原監督。日本一に向け、右腕の成長は不可欠だ。(青森 正宣)

 ≪足踏みは5度目≫巨人は9月15日に優勝マジック38を点灯させた。その後、10月10日までの25日間は22試合14勝8敗、マジックは12まで減少した。11日は巨人が敗れ、マジック対象の阪神が勝ったためM12のまま。巨人が試合を行ってマジックが減らなかったのは9月17、18日、10月2、5日に続き5度目となった。

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